ジャコウソウは丈夫なはずですが…

ジャコウソウ(Chelonopsis moschata)の茎や葉には麝香の香りがするとか、しないとか言われます。実際に確認してみたかったのですが…。画像検索すると、シソ科の唇形花ですがちょっと唇形花のイメージとは異なるフォルム。「緑色の萼が5裂。長い花筒の先が上下に裂け、上唇は小さく目立たない。下唇はさらに3裂し、大きめの中央の裂片が前方に突き出す。花筒の外側と先の方は薄い赤紫、花筒の内側の奥は色が濃い。おしべが4本。めしべが1本、柱頭は2裂」しべは花筒の奥にあって、解剖しないと確認できないみたい。

ここからは「2010-02-20 麝香の香り? ジャコウソウの発芽♪」です〜。→今日は−2〜9℃とまあまあの日和です。久しぶりに鉢植えにもお水をあげてベランダに出しました。ふと見ると、BSでいただいたジャコウソウとシモバシラがそろって芽を出していました。来週は5〜16℃と3月下旬の陽気になるみたい。駐車場を見るとクロッカスやフクジュソウも開花していました。植物が一番よく季節を感じ取っているようです。

「ジャコウソウ(Chelonopsis moschata)、シソ科ジャコウソウ属耐寒性多年草、北海道〜九州に自生、草丈は60〜100cm、花期は8〜9月。」北海道〜九州の湿気のある場所に生えているそうなので、耐寒性も耐暑性もあるのでしょう。夏は半日陰になる落葉樹の根元あたりが植え場所としてはよいのかもしれません。

対生する先が尖った楕円形の葉は長さ10〜20cmと大き目です。粗い鋸歯が目だちます。葉や茎を揺すると麝香に似た香りがするのが和名の語源です。ほとんど香りはないという記述もありました。香りというのは微妙ですよね。イブキジャコウソウは感じられたけれど、ジャコウアオイは香らなかったように思います。ジャコウソウもケロの鼻で確認してみたいです。

長さ5cmほどの筒状の唇形花は淡い赤紫色で、葉腋に1〜3個つくそうです。画像で確認すると、筒の先の方は白になっています。正面からのぞくと上唇より下唇が長く先が3裂しているのがわかります。ジャコウソウの根茎を送っていただいたのが、2010/01の下旬で迷いながら鉢植えにしました。北海道に自生しているのですから、地植えで問題なかったですね(笑)。

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画像は2010/01/21のジャコウソウの根茎です。水苔に包まれてよい状態で届きました。根が乾かないようにすぐ植え付けして…。その後は忘れておりました(汗)。ひと月ほど待って根鉢がまわったところで地植えにしてあげようと思うの。植え場所さえ気をつければOKのはずで、うまくいけば今年の夏の終わりにお花が楽しめるかもです。←ここまででした〜。

ジャコウソウ(Chelonopsis moschata)は在来種で育てやすいはず。用心して冬は根茎を鉢植えで室内管理、春に出芽を確認して地植えにしたのですが…。そのまま行方不明orz 何がいけなかったのかな?お花をケロの目で見ていないので未練が残ります。静岡県の愛鷹山で見つかったとされるアシタカジャコウソウ(Chelonopsis yagiharana)なんかも、濃い赤紫の花筒が良い感じ。一株ほしいのだけれど、ジャコウソウは通販でもあんまり見かけませんね。

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シモバシラの氷柱が見たいな

シモバシラの氷柱が見たいな

シモバシラ(Keiskea japonica)の名前の由来は「冬に枯れた茎の根元から霜柱のような氷柱ができるから」画像検索すると、氷柱の形は様々です。「対生する葉は大きめで、鋸歯のある長楕円形。葉腋から直立する花序軸は緑、そこに均等に付く花柄は紫、一方向に向いて咲く白の唇形花を総状花序に密につける。5裂する萼は緑〜薄紫。花冠の上唇は2裂し下唇は3裂、花弁の内側には白い細かい毛がある。おしべが4本、花糸が白で葯が薄紫。めしべが1本、花柱も2裂する柱頭も白」真っ白な花序も、霜柱のような見た目です。

ここからは「2010-01-21 植物の霜柱? シモバシラはユキヨセソウ」です〜。→今日の最低気温は5℃ですが、明朝は−4℃。また、ベランダの鉢植えを取り込まなくては!ベランダのオキザリスは満開だけど、屋外の駐車場ガーデニングは冬枯れで寂しい状態です。冬に脚光を浴びる植物としてシモバシラがあります。急激に冷え込んだときに茎からヒレ状に氷が張り出し美しい氷柱になるのだとか。

「霜柱(しもばしら)とは、地中の温度が0℃以上かつ地表の温度が0℃以下のときに、地中の水分が毛細管現象(毛管現象)によって地表にしみ出し、柱状に凍結したものである〜Wikipediaの霜柱

原理はこれと同様で、地表と地中の温度差&毛細管現象がポイントです。ケロの駐車場は砕石か硬く踏み固められているので霜柱は見かけません。植物のシモバシラの場合は「冬に地上部分は枯れるが根は活動中→道管が吸い上げた水が凍って膨張して茎は裂ける→染み出す水が凍って30cmほどの氷柱ができる」というパターンみたい。初めての寒波で急激に冷え込んだときに大きな氷柱ができて、その後は小型になるけれど維管束が活動している1月頃まで見られると。

「野草観察事典のシモバシラ」によりますと「氷柱ができるときの微気候は地上部は氷点下(-2〜-5℃)であるが、地下部は+5℃と根の活動に十分な温度が保たれている。従って、鉢植えを地上に放置したままでは霜柱は見られないそうです。」この現象は、シモバシラ以外のシソ科やキク科の植物などでも見られるはずなのですが…。駐車場にはシソ科やキク科の植物が枯れたまんまで放置されているのに氷柱は見たことがないのはなぜ?気候条件は当てはまっているはずなのにな〜。

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「シモバシラ(Keiskea japonica)、シソ科シモバシラ属、耐寒性多年草、草丈は40〜80cm、花期は9〜10月、関東〜九州に自生、花径1cm弱の唇形花を穂状に付ける、雌雄異株。」いつものBSで頂いてきました。寒さに強いから地植えでOKでしょうが、初めてなのでとりあえず鉢植えにしました。氷柱を見るためには春に駐車場に植えつけなくては。画像は2010/01/20のシモバシラの根っこです。湿った水苔&ジップロックで送られてきました。苗は元気な根っこが命です。とてもよい状態で到着しました♪根が乾かないようにすぐに植えつけましたけれど、もう新芽が動き出しているようです。

茎の先端側半分くらいの葉腋から総状花序を出す。花序の軸は真上に伸び、花はその軸に茎の先端側に偏ってつく。従って、水平になった茎から花序だけが立ち上がったおもしろい姿となる。花はほぼ真横を向いて咲く。花冠は白く、釣り鐘状で、雄蘂はそこから突き出す〜Wikipediaのシモバシラ

横向きの白い小花がいっぱいついた花穂はよい感じ。耐寒性も耐暑性もあって丈夫なはず、夏は半日陰になるくらいでよいのかな。虫の食害はあるようですが問題ないでしょう。雌雄異株だそうですが、お花が咲いてめしべを観察しないと分かりませんね。今年の空きにお花が見られるとよいな。←ここまででした〜。

「属名のKeiskeaは、植物学者・伊藤圭介の名にちなみ、種小名のjaponic は「日本の」という意味」だそうです。在来種で日本の気候に順応し育てやすいはずなのですが…。大事を取って冬は鉢植えで室内管理し、春に地植えにしたらそれっきり行方不明orz 何がいけなかったのか、ケロにはよくわかんない…。雌雄異株で花冠から突き出すめしべが目立てば雌花、おしべが目立てば雄花らしいの。「お花を確認したかったなあ」と思っていたら、JAグリーンの個人出品コーナーで売られているシモバシラを発見。「500円は高いかも」と迷って、翌日もう一度出かけたら売れちゃってました(涙)。

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ヤブランとフイリヤブラン♪

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ヤブラン(Liriope muscari)は丈夫で地植えにすれば放任でOK、地下茎で暴れることもなく扱いやすいです。下草として利用されることが多く、観葉植物扱いなのかな。「大株になると何本も花径を立ち上げ、小さな薄紫の花を総状花序に密生させる」花色の濃淡は個体差があって、ケロの駐車場のヤブランは色が薄いかな。花序は穂状花序となっていることもあります。花柄があるので総状花序だと思うのですが、短い花柄があるものも広義の穂状花序に含めるらしいので…。ケロには使い分けがよくわからない(汗)。

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「長い花序軸に、短い花柄で多数の花が均等に付く。花弁と萼が3枚ずつで、花被片が6枚。おしべが6本、花糸が白で葯が黄色。短めのめしべが1本、棒状で先端は上向きに曲がる、花柱が薄紫で柱頭は白」花弁と萼に差はないみたい。離れて見ると花序は白っぽいけれど、蕾をみると花被片はしっかりと薄紫色でした。やがて、球形で濃い緑色の果実が鈴なりになり、熟して黒くなります。

ここからは「2010-08-23 強健だけど爆殖しない下草 ヤブランとフイリヤブラン」です〜。→日本に自生するヤブラン属の仲間には、ヤブランの他にヒメヤブランとコヤブランがあるそうです。「ヒメヤブランは日当たりの良い野原などに自生、コヤブランは地下茎を伸ばして広がり群落を作る」とありました。ケロの駐車場に生えているのは、隅っこの日陰ですし地下茎で爆殖もしませんからヤブランだと思う。引っ越してきて3年目くらいに、いつの間にか生えてきたのでした。

「ヤブラン(Liriope muscari)、ユリ科ヤブラン属、耐寒性常緑多年草、関東以西に分布、別名はリリオペ、草丈は30〜50cm、花期は8〜10月」樹木の下などの薄暗い藪のようなところに生え、葉がランの葉に似ていることからこの和名が付きました。学名をカタカナ読みしたリリオペはあまり使われません。

多年草で開花期は夏〜秋。花は紫色の小さいもので、穂状に咲く。葉は、細長く、先は垂れる。葉は斑入りのものがあり、庭の木陰で栽培される。園芸品種には葉に斑入りのものがあり、花期以外にも鑑賞される。*1
日本を含む東アジアが原産地なので、日本の気候に順応していてとても丈夫。耐寒性、耐暑性、耐陰性があり、関東以西では防寒なしで越冬できるので地植えにすれば手間なしです。日向でも育ちますが、真夏の直射日光で葉焼けすることもあるので半日陰に下草として植えられることが多いみたい。幅1cm前後、長さ30〜50cmの線形の根生葉がたくさん叢生します。濃い緑色でやや肉厚の葉です。葉に黄白色の縦じまが入ったフイリヤブランがよく売られていますね。

40cmくらいの細い花茎をのばして総状花序を付けます。花茎6〜7mmの紫〜青の6弁花を円柱状に多数つけた花穂はジミですが長く楽しめます。秋には黒に近い濃い紫色の果実が実るのですが、こぼれ種からの発芽は経験ありません。あ、もしかしたら、この株自体がこぼれ種からの発芽なのかな?根の肥大部分を掘り取り天日乾燥させると生薬になり、滋養、強壮、せき止めなどの効能があるのだとか。

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2008/08には、つぼみをつけた花茎が立ち上がってきて雑草と区別できました(笑)。前の年から生えていて、まだ植物が少なかったのでお花が咲くまで抜かないでおいたの。花茎は1本だけでショボショボ。1枚目は2009/06/28で、3年目になって大株になってきました。葉の先は鈍頭です。2枚目は2009/07/26で、薄紫色のつぼみ付きの花茎が何本も伸びてきてる。3枚目は2009/08/08で、開花した小花はほぼ平開しています。画像からはわかりませんが、雄しべ6、雌しべ1のはず。花色は淡い紫。ヤブランのお花はもっと濃い紫〜青だったような気が…。1年後の2009/08には、花茎は10本以上とにぎやかになってきました。一株ずつ株立ちになるので、爆殖しなくて管理が楽です。常緑なので、春に傷んだ葉を株元で刈り取るべきですが毎年放置(汗)。2010にはさらに大株になって、数え切れないくらいの花茎が小花に覆われています。隅っこの日陰を明るい感じにしてくれます。

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縦縞の白斑が入るフイリヤブランのポット苗も買って来て、2009/07/11に地植えにしてみました。2009/08/29には一回り大きく育っている。斑が入っている葉と入っていない葉がありますね。こちらも開花しているかもしれませんが…。ジンジャーミントやハタザオギキョウに囲まれて、なかなか確認できないのw ←ここまででした〜。

ヤブランの学名は「Liriope muscariまたはplatyphylla」となっていて、どちらかに統一してくれるといいのにな。フイリヤブラン(Liriope muscari'Variegata')も半日陰で生き延びていますが、こちらは生育が悪くてお花を見た記憶がありません。葉の白斑もはっきりしない感じ。来年はフイリヤブランをじっくり観察してみよう。果実も忘れずに撮影しなくっちゃw

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ユンカス・ペンシルグラスの耐寒性は?

ペンシルグラス(Juncus 'Pencil Grass')は学名で検索すると、英語の記事や画像はたくさんヒットします。「ペンシルグラス(Juncus 'Pencil Grass')、イグサ科イグサ属、耐寒性多年草、草丈が50〜60cm、花期が7〜8月」湿生植物なので乾燥に弱く、腰水栽培や抽水栽培にするのが普通。耐暑性があって日照を好むので、春から秋は屋外のビオトープなどが適していそう。叢生する茎は基部が赤褐色で葉鞘があり、短い根茎が横に這って大株に育ちます。繁殖は春に株分け。

耐寒性についてははっきりせず、「5℃以上で管理」とあったので、初めの頃の冬は室内管理。でも、茎の先が多少黄変する程度で常緑のまま越冬。「寒さに強く屋外越冬可能」という記述もあって、屋外のトロフネに冬も放置してみたら問題なし。厳寒期には−7℃で水面は氷が張っていましたが、多少の傷みが出たくらいで乗り切れました。ペンシルグラスの名前で呼ばれる植物にもいろいろな品種があるのかもしれませんが、ケロのペンシルグラスは寒さに強かったです。

ここからは「2010-06-30 耐寒性が不明の湿生植物 ペンシルグラスはホソイに見た目は似ているけれど」です〜。→今月の初めに苗を頂いて鉢植えにしたペンシルグラスですが、茎がだんだん伸びてきました。イグサの仲間ですから、成長が早く繁殖力抜群で強健なはず。寒さに強ければ地植えにしたいのですが、耐寒性が不明です。検索しても通販のページが一つ引っかかるくらいで、栽培記録は見当たりません。学名のユンカスorジュンカスで探してもユンカス・スパイラルとかジュンカス・スピラリスなどが出てきてしまう。これはラセンイのことですよね。

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「ペンシルグラス(Juncus 'Pencil Grass')、イグサ科イグサ属、多年草、湿生植物」園芸品種名なのですね。花期はたぶん夏〜秋、草丈はイグサは1mを越えますが鉢植えなら50cmくらいかなと予想。春〜秋の生育期は日当たりのよい場所で育て、「冬は5℃を下回らない明るい窓辺で管理する」とありました。半耐寒性多年草かな?水切れに注意して腰水栽培にしています。葉先が5mmほど枯れていますが、根付いた様子なので問題ないでしょう。画像は2010/06/16で、細長い円筒状の茎はやや硬めで基部は茶色っぽかった。根はタップリ付いています。繁殖は実生か株分けですが、放任でも地下茎とこぼれ種で増え広がるでしょう。

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このペンシルグラスに似た姿形をしているのがホソイです。「ホソイ(Juncus setchuensis var.effusoides)、イグサ科イグサ属、耐寒性多年草、湿生植物、草丈は30〜50cm、花期は6〜8月」イ(イグサ)ほど大型化しませんが、生育環境によっては1mを超えるそうです。湿地を好みますが、乾燥した場所にも順応できます。「根茎は短く、細く光沢のない灰緑色の茎が叢生する。基部は赤味を帯び、葉身のない葉鞘を数枚付ける」花序枝に付くジミなお花はすべて上向きなのだとか。1枚目は2009/06/14で、小苗を鉢植えにしました。ペンシルグラスに比べて円柱状の茎は細くて柔らかいです。2枚目は2009/09/20で、草丈50cmを超える大株になったため地植えにしました。暑さにも寒さにも強く、乾燥にも耐えるので枯れる心配はなし。病害虫も特にありません。いまのところ地下茎で横に広がることはないのですが、こぼれ種からガンガン発芽します(笑)。

「イグサというのは単子葉植物イグサ科の植物の通称である。標準和名はイ。学名はJuncus effusus L. var. decipens Buchen.。(中略)この針状のものは花茎に当たる。茎は地下茎となっており、泥の中で短く這う。多数の花茎を地上に伸ばす。葉はその基部を包む短い鞘状のものに退化しており、外見上はないように見える。花茎は円柱状で真っすぐに伸びる。緑色で表面にはつやがあり、すべすべしている〜Wikipediaのイグサ

ペンシルグラスもホソイも同属ですから、このイグサの説明が当てはまりそうです。地上部分はすべて花茎なのでした。耐寒性は誤算でしたが、ペンシルグラスも強健そうです。ひと夏で大株に育つ予感がしますw←ここまででした〜。

ペンシルグラス(Juncus 'Pencil Grass')は暑さ・寒さに強く丈夫で育てやすかった。硬い茎の先端が尖っていて、触ると痛いのが難点でしたけれどw 地植えで育てている記事もありますから、ある程度の乾燥には耐えられるはずですが…。強引に地植えにしたケロのペンシルグラスは行方不明、お花を見た記憶はありません。画像をアップしたかったな〜。

ホソイ(Juncus setchuensis var.effusoides)は雑草化しながら生き残っています(笑)。検索すると地味なお花はなかなかキュート。「茎から花序枝を上向きに伸ばす。花被片が5枚、半透明で黄緑〜薄茶色。おしべが3本で花糸も葯も白。黄緑色の膨らんだ子房の先に白いめしべが1本、柱頭は3裂し細かな毛がある」茎と書いてきましたが、正しくは花茎なのかな。ホソイのお花は解剖して写真に撮るつもり。

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セリの花柱を確認したいな

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セリ(Oenanthe javanica)は地下茎で殖え広がる丈夫な湿生植物です。スーパーで買ってきたセリを食べて、根っこを植えてみたのですがナメクジに食い荒らされて瀕死の状態にorz 思ったよりも弱いのかなと諦めていたら、しぶとく生き残りました。その後、トロフネ→地植えと場所を変えて今も消えていません。根付いてしまえば、乾燥にもけっこう耐えられます。2年目以降はナメクジの食害も目立ちません。

花期には花茎の先に小さな白の5弁花を複散形花序に多数つけます。「純白の花弁は逆三角形で先が浅く2裂し中央が尖る。おしべが5本で花糸は白、葯は黄褐色。めしべは2分岐する花柱も柱頭も白。雄性先熟で雄性期にはおしべが目立ち、おしべが脱落してから花柱が立ち上がって伸び雌性期となる」子房が一体化していて、花柱と柱頭は2つに独立しているように見えます。トップの画像は雄性期で葯が白、花粉がこぼれ出すと黄色っぽくなり、受粉後は萎れて黒ずんでいくはず。

ここからは「2010-03-05 真冬に常緑の水生植物 セリの越冬」です〜。→今日の最高気温は22℃♪早く苗を地植えにして楽になりたいのですが、来週は−2〜8℃の真冬の寒さの日もある予報です。ここであせって霜にやられたのでは泣くに泣けません。4月になるまで待とう。駐車場を見るとジャパニーズハーブのセリが元気です。「セリ(Oenanthe javanica)、セリ科セリ属、耐寒性多年草、水生植物、別名はシロネグサ、日本全土の水田、小川、沼地、湿地に自生、草丈は30〜50cm、花期は7〜8月。」

春の七草の一つで、独特の方向が好まれてお野菜として売られています。有毒植物のドクゼリとの混同に注意が必要とされ、「ドクゼリは草丈1mと大型になり、葉に芳香はない。茎は中空で、太く緑色で多数の節があるタケノコ状の根茎が特徴」だそうです。ただ、「湿地に自生するセリは丈が低く茎は紫褐色で香りが強く、栽培品は茎が長く青緑色で香りも少ない」ということです。根茎で確認するのが確実ですが、湿地の大型植物の株元を掘って確かめるのは大変かもです。

ケロはおひたしにしたセリの根を鉢植え&腰水栽培にしましたが…。1年目はナメクジに新芽をボロボロにされて失敗orz リベンジした2年目は根付いたのですが、あまり調子はよくなかったの。セリは常緑多年草で、秋に新芽が出る→耐寒性があって冬越し→春に急成長→夏に開花というパターンのはずです。が、冬に地上部分は消えてしまうし、花後は半枯れ状態になってしまう。耐寒性も耐暑性もあり、日照を好みますが半日陰でも育つ丈夫なハーブのはずです。ハウス栽培のセリなので寒さに弱いの?夏は直射日光でトロフネの水温が上がり過ぎている?

「湿地やあぜ道、休耕田など土壌水分の多い場所や水辺の浅瀬に生育することもある湿地性植物である。高さは30cm程度で茎は泥の中や表面を横に這い、葉を伸ばす。葉は二回羽状複葉、小葉は菱形様。全体的に柔らかく黄緑色であるが、冬には赤っぽく色づくこともある。花期は7〜8月。やや高く茎を伸ばし、その先端に傘状花序をつける。個々の花は小さく、花弁も見えないほどである〜Wikipediaのセリ

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最初の画像は4月下旬で、この頃の深く切れ込んだ羽状複葉が一番きれいです。7〜8月には5弁花の白い小花が密生する傘状の複散形花序をつけていました。2枚目は9月下旬で、すでに立ち上がった葉は半枯れです。伸ばしたランナーの先に子株ができて発根・発芽して殖え広がっている様子。3枚目は1月下旬で、秋に発芽した新芽は何とか生き残っているようです。うまく育たない時の最後の手段は地植え!トロフネもいっぱいなので、2009/11/02に駐車場に植え込みました。

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秋の終わりと遅すぎた感あり。まあ、根茎は生き残ってくれるだろうとアバウトに考えていたのですが…。画像のような常緑状態で冬越しできたのでした。最低気温は−7℃、全く雨が降らない時にだけ週末に一度お水をあげたくらい。多少葉は傷んでいますが、ほとんど紅葉もしていません。ナメクジやアブラムシの食害がありますが、健康なら負けずに大きく育ちます。水切れにさえ気をつければ、地植えでも問題なし。思った以上に乾燥に耐えられるのでした。植えてから数年経ちますから、環境に順応してきたのかもしれませんね。←ここまででした〜。

セリ(Oenanthe javanica)は生き残っているので、お花を解剖して2分岐した花柱の画像もアップしたいな。ええと、五色セリ(アケボノセリ)もトロフネから地植えに移したのですが、見当たりませんね。通販で五色セリ・フラミンゴ(Oenanthe javanica 'Flamingo')として売られている、葉にピンクやクリーム色の斑が入るタイプでした。乾燥に負けちゃったのかな…。

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ゴシキセリはフイリセリ♪

オオサンショウモ=サルビニア・モレスタは要注意外来生物

オオサンショウモ=サルビニア・モレスタ(Salvinia molesta)はブラジルなどを原産地とする浮遊植物です。そこそこ耐寒性があって暖地では屋外越冬が可能なので、メダカ池の浮き草に向いているかも。と思ったのですが、「兵庫県や愛知県で野生化している。富栄養化した湖沼の水質の浄化に利用する試みがある一方で、大量に繁茂した本種が枯死して逆に富栄養化を発生させることもある。オーストラリアやアフリカでは在来水生植物を脅かす水田の雑草となっている」

耐寒性が弱く冬に枯れ、胞子で越冬すると言われていました。でも、ケロは洗面器に浮かべて無暖房の室内に取り込んで、数年冬越しさせていたよ。矮小化し半枯れになりますが枯死はしなかったな〜。半耐寒性多年草と言ってよいと思う。強い光と高水温を好み、夏は屋外の直射日光下でよく殖えます。水面に出る2枚の葉は大きめで波打ちながら盛り上がり、葉面には白い毛が密生して柔らかそうな質感です。

ここからは「2010-04-20 オオサンショウモの耐寒性 サルビニア・アウリクラータ?モレスタ?」の転載です〜。→→→一昨年、一番初めにヤフオクで購入した水生植物がオオサンショウモだったはず。BSでよく募集されていますから、アセッテ落札する必要はなかったのですが(笑)。でも、とても丈夫で初心者のケロ向きの浮遊性植物でした。アクアリウムの水草としても使われます。学名をカタカナ読みすることもあって、サルビニア・アウリクラータとかサルビニア・モレスタとなってる。学名が2つあるのかな?

「サルビニア・アウリクラータorモレスタ(Salvinia auricalta/Salvinia molesta)、サンショウモ科サンショウモ属、半耐寒性多年草、水生植物、浮遊性シダ植物、南米・東南アジア原産、和名はオオサンショウモ」ふたをする熱帯魚用水槽で栽培すると、光量不足や蒸れで枯れることも多いです。それに対して、屋外の日当たりと通風のよい場所に置けば百均の洗面器でもよく育つの。3輪生の葉は2枚が浮き葉で、1枚は水中葉で根のように水中に垂れ下がります。この水中葉に沿って胞子ができ→発芽→水面に浮かんでごく小さな前葉体を形成して繁殖するけれど、普通は株わけによって殖やすと思う。

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表面に毛がある浮き葉は水をはじき、水面を覆い尽くした後は立ち上がって盛り上がります。成長期の4〜10月はお水を張った容器に浮かべて、屋外でよく日に当てるとガンガン殖える。伸びた茎がちぎれると新しい株になって大きく育つのです。1枚目は2008/09/22。秋に購入して1年目のなので、まだ小さな株です。成長するにしたがって丸い葉が2つ折りになって立ち上がってきます。2枚目は2009/01/03。半枯れ状態ですが、無暖房の室内で越冬中。0℃くらいまでは問題なく耐えます。葉は小さく開いて水面に浮いているので、ちょっと見には夏とは別物です。3枚目は2010/02/21で、屋外の冬越しは無理でした(汗)。−7℃ですものね。広島では屋外で冬を越せるとありました。帰化植物として、暖地では雑草化しつつあるみたい。

(サンショウモの名前の由来は)丸い葉が左右交互に並ぶ姿をサンショウの羽状複葉に見立てたものと見られる。茎は細く水面下を横に伸びる。そこから互い違いに葉を出す。葉は楕円形で2cmまで。半ば二つ折りになっている。裏面は水に触れるが表面は完全に水面に出る。葉の表面には毛状の突起が密生し、これが水を弾くようになっている。葉の付け根からは水中に髭根の生えた根がぶら下がっている。これによって、水中とのバランスが取れる。しかし、実際にはこれは根ではなく、葉の変形であるとのこと〜Wikipediaのサンショウモ

こちらの在来種のサンショウモ(Salvinia natans)は「日本では一年草だが、より暖地では多年草になる」そうです。オオサンショウモのほうが耐寒性は強いかもです。「一回り大きく、葉ははっきりと二つ折りになる。また、葉の表面の毛は先端が分かれている」点で見分けられます。根のような水中葉にはヒゲ根が密生していて水質浄化能力が高い&隠れ場所にもなるから、オタマジャクシのトロフネで活躍中です。室内で生き延びたオオサンショウモは今年も爆殖することでしょう。←←←ここまでが過去記事でした〜。

オオサンショウモ=サルビニア・モレスタ(Salvinia molesta)は水生植物に凝り始めた初期の頃(2009年)に入手し、思い入れがありました。越冬も百均の洗面器に浮かべて昼は室内の窓際、夜は押入れに置くだけ。管理の手間もたいしてかかりません。けれども、ギックリ腰になった時期に屋外放置で消えちゃいましたorz 胞子からの発芽で復活するかと期待したのですが、それもなし。北関東でオオサンショウモを育てるなら、冬は室内への取り込みが必要みたい。

関連記事「サンショウモとオオサンショウモ

ミズトラノオは花糸の毛がポイント

ミズトラノオ(Eusteralis yatabeana)はアクアリウムの水草(グリーンオランダプラント)として売られていますが、本来は湿生植物のようです。線形の葉を輪生させ、茎の先には薄い紫色の小さな花を穂状花序に密生させます。「5裂する萼は黄緑色でやがて茶褐色。薄紫色の花冠は先が4裂。花冠から突き出すおしべは4本で花糸も葯も薄紫色、花糸には同色の毛が生える。めしべは1本でおしべよりも長く、花柱も2裂する柱頭も白」花糸に生える毛が目立ちます。

ここからは「2010-09-21 グリーンオランダプラントの水上葉? ミズトラノオの開花♪」の転載です〜。→→→ケロの水生&湿生植物コーナーにはヌマトラノオとヤナギトラノオ(どちらもサクラソウ科オカトラノオ属)とミズトラノオ(シソ科ミズトラノオ属)が生えているはず。生い茂っているものあり半枯れ状態のものありで、お花が咲かないとどれが生き残っているのか不明(汗)。ヌマトラノオは白花、ヤナギトラノオは黄花、ミズトラノオは紫花なので、どうやらミズトラノオの生存を確認できましたw 「ミズトラノオ(Eusteralis yatabeana)、シソ科ミズトラノオ属、耐寒性多年草、本州〜九州に分布、別名はムラサキミズトラノオ、草丈は30〜50cm、花期は8〜10月」湿生植物ですが、池沼の埋立・河川改修工事で激減して絶滅危惧種に指定されているのだとか。

「アクアリウム向けの水草としてグリーンオランダプラントの名で流通している」オランダプラントの水上葉みたい。水中葉は長期間キープできたことがなくて育てにくい印象でしたが、今ならCO2添加装置があるから栽培は楽になったのかな?ちなみに同属で白花を咲かせる1年草のミズネコノオは、アクアリウムで言うイエローオランダプラントだそうです。抽水or腰水栽培すれば育てるのは簡単で、湿り気があれば地植えにもできます。病害虫は特になく、水切れにさえ注意すればOK。トロフネが満員なので、強引に地植えにしましたが猛暑を乗り切りました。暑さに強いです。耐寒性もあるので、群馬では防寒なしで屋外で冬越しできるはず。

「匍匐茎の節から出た側枝先端に小さな葉を密着して肥厚した越冬芽を形成する」とあります。冬に地上部分が枯れる前に、草体が紅葉するようですね。繁殖は株分けや挿し芽ができますが、放置しても匍匐茎が横に伸びて殖え広がります。この匍匐茎から線形の葉を輪生させた柔らかい茎を多数直立させ、同時に発根するの。

「匍匐する地下茎から茎が直立し、高さは最大50cmになる。枝分かれはほとんどない。葉は先端が尖る線形葉で、3〜4輪生する。葉の長さは3-7cm、幅2-5mm。花期は8-10月。茎の先端に直径1cmほどの穂状花序をつけ、下の花から順に開花する。花弁は淡い紫色。雄しべは4本で花から突き出しており、長い毛が密生している〜Wikipediaのミズトラノオ

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1枚目は2010/06/11で、東邦植物園で買って来たポット苗を地植えにしました。地上部分は貧弱に見えますが、匍匐茎はトグロを巻いてタップリあるの。お水に沈めてあったのをいきなり地植えにしたので心配でしたが、徐々に環境に順応してくれました。2・3枚目は2010/09/11で、気がつくと草丈は30cmくらいですがたくさんの茎とつぼみが密生した何本かの花序が立ち上がっています。

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最後は2010/09/18で、下の方からジミに開花中♪茎頂に、淡紅色の小花を密に付けた直径1cm長さ5〜8cmほどの花序を付けます。「花冠は4裂し、雄蕊は4個で花冠の外に突き出し花糸の中ほどの装飾的な長い毛が目立つ。花冠が開く前に雌蕊が水平に飛び出し(雌性期)、後に花冠が開くと雄蕊が現れる(雄性期)」画像からは5裂する萼、苞、4裂する花冠などは分かりませんね。雄しべの花糸のフワフワの毛がかわいらしい。咲き初めなのでまばらですが、満開になると花序全体が淡紅色に染まって見えます。来春には一回り大株に育ってくれることでしょう。←←←ここまでが過去記事でした〜。

ミズトラノオ(Eusteralis yatabeana)は乾燥させなければ地植えで育てられますが、地下茎で横に殖え広がりはしませんでした。暑さ・寒さは問題なかったようなので、鉢植えにして腰水栽培が無難のようです。ミズトラノオも腰痛で水やりを全くしなかった時期に消滅orz お花の様子はよく観察できないままでした。解剖して花糸の画像を撮っておけばよかったな〜。

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クワイの耐寒性と耐乾性

クワイ(Sagittaria trifolia var.edulisohwi)は年末になると、お正月料理用に店頭に並びます。食用になるからハーブと言ってもよいけれど(笑)、食材としてはメジャーではないかも。ケロも購入して煮付けにしましたが、お味の記憶はない…。たぶん、印象に残るほど美味しくはなかったのでしょう。

オモダカ(Sagittaria trifolia)は、基部が長く突き出す矢尻型の葉に特徴がある水生植物です。お花は地味なので、葉を楽しむのならクワイのほうが栽培は簡単です。冬は無暖房の室内で水を張った容器に入れておき、春に気温が上がったら植え付ければOK。冬はお水が傷まないようにたまに水換え、春から秋は水切れさせない。注意点はそのくらいかな。

ここからは「2010-09-01 水生植物は地植えにすると小型化する? クワイを地植えにできますか?」の転載です〜。→→→クワイはオモダカを食用に品種改良したもので、矢尻型の葉は同様ですが塊茎が大きくなる代わりにお花は咲かない品種がほとんどです。青クワイ、白クワイ、吹田クワイの3種がありますがどれもしっかりした芽があり、必ず芽が出るということで縁起もののお正月料理に使われます。ケロも年末にスーパーで見かけて買ってきたの。含め煮にして食べた後、残しておいた6球を保存して栽培してみました。オモダカはないけれど、お花がよく似ているナガバオモダカがあるので特徴のある葉が楽しめればOK。欧米では観賞用に育てられます。「クワイ(Sagittaria trifolia var.edulisohwi)半耐寒性多年草、オモダカ科オモダカ属、世界中の温帯・熱帯に広く分布、草丈は30〜100cm、花期は7〜10月」

「クワイの語源は河芋(かわいも)が変化したという説やクワイグリから転じた等の伝承がある。日本へは平安初期に中国から伝来したという説、16世紀に朝鮮半島より伝わったという説がある。(中略)特に日本では「芽が出る」縁起の良い食物として、煮物にしておせち料理で食べられる習慣がある。塊茎は皮をむいて水にさらし、アクを抜いてから調理する。ユリ根に似たほろ苦さがあり、煮物ではほっくりとした食感が楽しめる〜Wikipediaのクワイ

お料理が下手なので、あまり美味しくはなかったorz クワイチップの方がよかったかなw 古くはクワイといえばカヤツリグサ科ハリイ属のクログワイを指したそうです。こちらも芋を食用にした湿生植物で、中華料理に使われるイヌクログワイ(オオクログワイ)は近縁種なのだとか。これに対してクワイは全国の水田雑草だったオモダカが中国で品種改良されて日本に伝わったものです。

水田で栽培すれば草丈は1mを超えますが、小さな容器で育てると小型化し収穫できる芋も少なくなります。赤かれ病や葉枯れ病、クワイクビレアブラムシなどの発生があるそうですが、暑さに強く丈夫です。発芽適温は13〜15℃、生育適温は20〜30℃と高めで、5〜6月上旬に発芽→日照を好むので生育期の6〜10月は屋外で日に当てて育てる→葉が枯れた11月頃に収穫→地上部分は枯れて球根で冬越し、という生育サイクル。

球根は水につけて保存し発芽適温に達する5月頃にやや浅植えにします。耐寒性があって屋外放置でOK、凍らせず発芽させないように冷蔵庫に保温、などといろいろ書かれていて球根の保存方法がよくわからなかった。3球は無暖房の室内、3球は冷蔵庫の野菜室にお水を入れたタッパで保管してみました。どちらも問題なく発芽して立ち枯れることもなく育ったよ♪無暖房の室内が手軽です。時々お水を取り替えてあげて、適温になって芽が伸び出したら植えつけるとよいです。

大きな芋を収穫するつもりなら大型容器で栽培手順を踏んで育てる必要があるのでしょうが、趣味の観賞用なら百均のバケツで充分楽しめます。容器が小さいので水温の上昇と水切れに注意すれば、後は放任で育ってくれる。通常は株元までお水に沈める抽水栽培ですが、腰水栽培も可能。バケツに6球は植え切れないので、半分は地植えにしてみたの。池ではなくて駐車場の片隅です(笑)。セッセとお水をあげれば、とりあえず枯れません!水生植物のほとんどは順応させれば湿地に地植えできます。

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1枚目は2009/12/27で、スーパーで買って来た激安の青クワイ。2枚目は2010/05/01で、気が付くとタッパの中で新葉が展開しかけていました。この後あわてて植えつけたの。3枚目は2010/06/11で、百均のバケツの方は草丈60cmを超えて順調に育っています。ただ、水温が上がりすぎたのか、8月には枯れる葉も出てきた。新しい葉はでるけれど小型化しています。肥料不足が原因かもしれません。

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最後は地植えにした方で伸ばした葉柄の先に矢尻型の葉を付けて健気にがんばっている♪ごらんのとおり湿地ではなく、毎朝お水をあげても午前中に地表は乾燥してしまいます。草丈は30cmくらいと矮小化している。猛暑続きで枯れかけているような気が…。地植えのほうは小型化しているであろう球根を掘り上げても仕方ないので、このまま放置して耐寒性の実験をする予定。寒さよりも乾燥で消滅しそうですけれども(汗)。←←←ここまでが過去記事でした〜。

クワイ(Sagittaria trifolia var.edulisohwi)はあまり耐寒性がないと言われますが、群馬では地植えで越冬できました。品種によっても差があるのかな。バケツで抽水栽培すると大きな葉が楽しめます。肥料はけっこう欲しがるかも。地植えで屋外越冬にすると、寒さと乾燥で小型化しますが消えることはありませんでした。腰を痛めて水やりを止めた翌年も芽を出していたように思います。さすがに、今は消滅しちゃってるんですけれども(汗)。

関連記事「クログワイは烏芋
クワイの種芋の保存方法は?

ショウブの肉穂花序が見たい

ショウブ(Acorus calamus)はジャパニーズハーブを代表するサトイモ科ショウブ属の湿生植物、多彩なお花が思い浮かぶアヤメ科アヤメ属のハナショウブ(Iris ensata var. ensata)とは全くの別もの(笑)。節のある根茎が横に這って殖え広がり、根茎の先から細長い剣状の根生葉を互生させます。精油成分を含む葉や根茎には芳香があり、「健胃剤、鎮静剤、利尿剤などの生薬として用いられる」そうです。ケロ的には、菖蒲湯に入ってみたいな。

葉の少し後方から葉と似た花茎が立ち上がり、薄い黄緑〜クリーム色の肉穂花序をつけます。この円筒形の花序の先は苞葉ですが、膨らむことはなく地味な見た目なの。「肉穂花序に密生する両性花は、花被片6,おしべ6,めしべ1。不稔で結実しない」蕾は黄緑色、開花すると花被片は白〜薄いクリーム色、花序全体はくすんだクリーム色に見えます。一つ一つのお花は小さくて、画像検索しても細かいところはよくわからないな〜。

ここからは「2010-02-27 鉢植えか?庭植えか? ニオイショウブとハナショウブは違う…」の転載です〜。→→→今日は雨の予報でしたが晴れで、11〜18℃と4月の気候です。まずいと思いつつ室内の水生植物を見ると、アサザ、ミツガシワなどが一斉に芽を伸ばし葉を広げようとしています。日照不足で徒長してる気がします。ほとんどがBSでの頂き物なのですが、水生植物は成長が早くて根詰まりになりがちです。植え替え予定だったのですが、もう芽が伸びてるし、10号鉢の植え替えは一仕事だし、40種類以上あるし…。屋外のトロフネをのぞいてみると、スイレン、ヘラオモダカ、コガマなども新葉を展開中。大株は植え替えを断念。緩効性肥料を埋め込んで土を足し、外のトロフネに沈め直しました。

ショウブは尚武or勝負と同音で葉が剣状なので端午の節句の飾りに使われます。葉や根茎を浮かべるショウブ湯はさわやかな香りに加えて血行促進効果があるのだとか。根茎にさまざまな薬効を持つジャパニーズハーブですね。アヤメ科アヤメ属のハナショウブと区別するためにニオイショウブと呼ぶこともあります。葉に強い芳香があり、これは鎮痛効果のある成分を含んでいるそうです。ケロのショウブは1年目のせいか、あまり芳香は強くなかったみたい。

「ショウブ(Acorus calamus)、サトイモ科ショウブ属、日本全土に分布、耐寒性多年草、水生植物、草丈は80cm前後、花期は5〜6月。」 剣状にとがった幅2cm、長さ80cmほどの細長い葉は、常緑とされていますが群馬では冬に枯れます。寒さには強く、根茎は屋外で冬越し可能。心配になって2月上旬の−7℃の冷え込みの前に室内に取り込みましたが、これは過保護(笑)。肉穂花序(にくすいかじょ)は5cmほどの円柱状の花穂で、淡黄緑色の小花が密生するはずです。今年はお花を見ることができるかもしれません。

「茎は湿地の泥の中を短く横に這い、多数の葉をのばす。葉は左右から扁平になっている。花は目立たない黄緑色の肉穂花序で5月ごろ咲く。花茎は葉と同じ形で、花序の基部には包が一枚つくが、これも花茎の延長のように伸びるので、葉の途中から穂が出たような姿になる〜Wikipediaのショウブ

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画像は2009/05/22で、植えつけてから3週間ほど経っています。株元が太ってきているの。現状は7号鉢からあふれそうに新芽が出ているので、根茎を伸ばして殖え広がっている模様。10号鉢を使うとトロフネはすぐいっぱいになるので、大型植物はできれば地植えにしたい。ショウブはふつう抽水植物扱いですが、湿地にも生えるのですから庭植えにできるかもです。水やりに注意すれば育つのではないでしょうか。実験してみたいですw ←←←ここまでが過去記事でした〜。

ショウブ(Acorus calamus)は乾燥させなければ地植えも可能です。地植えにした水生植物や湿生植物は、ギックリ腰で水やりを中断した年にほとんど消滅しましたorz でも、シュロガヤツリ(Cyperus alternifolius)の横に植えたショウブは生き残っているの。意外と丈夫ですが、乾燥と日照不足で大株には育てず開花したことはありません。肉穂花序を見てみたいのだけれど、日当たりの良い湿地じゃないと無理なのかも…。

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八重咲きオモダカの純白のお花

八重咲きオモダカ(Sagittaria trifolia 'Plena')はオモダカ(Sagittaria trifolia)の園芸品種で、さわやかな純白のお花に観賞価値があります。実生でも殖やせるようで、「根生葉は線形→細長い楕円形→基部の裂片の先が鋭く尖る矢尻形へと変化」「葉の間から立ち上げた花茎の上方に花柄が分岐する総状または複総状円錐花序をつける」このあたりは八重咲きオモダカとオモダカで共通のはず。

オモダカは雌雄異花(単性花)・同株で、「花序は白の3弁花が輪生し、上方は雄花で下方は雌花。1日花で下から咲き上がる」ええと、八重咲きオモダカはどうなのだろう?下の画像では株が小さくて、花茎の先に数輪咲いただけ。上下のお花を比較はできなかったけれど、八重咲きだと雌花と雄花はどうなるのでしょう?画像検索すると上も下もお花は八重咲きです。おしべが花弁化するのだとしたら、ぜんぶ雄花なのかな?それとも、雌花はめしべが花弁化するのかな?

ここからは「2010-08-12 オモダカの種類もいろいろ 八重咲きオモダカの開花♪」の転載です〜。→→→オモダカ科オモダカ属の水生植物にはいろいろな種類がありますが、ケロの駐車場に生えているのはクワイ、ナガバオモダカ、八重咲きオモダカです。クワイはスーパーで買った青クワイの食べ残し(笑)。ナガバオモダカ(ジャイアントサジタリア)はヘラオモダカとして送ってもらったのですが…。花期が5月からと早い、花柄が再分岐しない、雌株のみの単性花などの特徴からナガバオモダカのようです。もう一つ、オモダカも別の方から頂きましたが、これもナガバオモダカみたい…。オモダカとナガバオモダカでは葉の形が全く違うのですけれども(笑)。

ナガバオモダカは耐寒性も強く繁殖力抜群で要注意外来生物に指定されています。「要注意外来生物は特定外来生物とは異なり外来生物法によって栽培が規制されてはいないが、生態系に悪影響がありうるので取り扱いに注意が必要」北米原産の帰化植物で生態系を破壊する嫌われ者かと思ったら…。

メダカ飼育にピッタリの抽水植物として、お店や通販でよく売られています。見た目は同属で在来種のウリカワによく似ていて、より栽培が容易な点が好まれるのだとか。確かに、ウリカワはやや神経質でナガバオモダカの強健さや繁殖力には及びません。ナガバオモダカは根付いてしまえば水切れ以外で枯れることはほとんどなく、ランナーで殖え広がります。花期も長いし、寒さに強いので室内に取り込めば常緑で冬越しできます。こう見てくると、なかなか使える水生植物なのでした。

ここからはオモダカ(ハナグワイ)のお話です。「オモダカ(Sagittaria trifolia)、オモダカ科オモダカ属、耐寒性多年草、北海道〜九州に分布、抽水植物、草丈20〜80cm、花期は8〜10月」塊茎と種子で繁殖します。秋に地上部分が枯れる頃、地下茎の先に多数の塊茎を作って休眠し、翌年の高温で目覚めて発芽します。5〜6月に細長い線形の葉を3〜4枚出す→葉が6〜8枚になるとへら状になる→長い葉柄がの先に基部が矢尻形の大きな葉をつける、といった生育サイクル。雌雄異花で、花茎の上部には黄色い雄しべが多数ある雄花が、下部には雌しべが多数ある雌花が3個ずつ輪生します。花径2cmほどの白花で涼しげな印象です。

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そして、タイトルの八重咲きオモダカ(Sagittaria trifolia 'Plena')なのですが、八重咲きという以外は普通のオモダカと大差なし。オモダカの八重咲きの園芸品種だから、当然かな。検索してもほとんど情報がありませんorz お花はラナンキュラス・ゴールドコイン(黄〜黄緑)の白花と言ったらわかりやすいでしょうか。画像は2010/08/11です。純白でとてもきれい。予想以上にかわいらしくて、うれしいサプライズ♪葉はオモダカと同じです。オンブバッタに食い荒らされてる…。買ったばかりのポット苗なので草丈15cmほどですが、来年は大きく育ってくれると思う。元気な株だとバッタの食害も少なくなるはず。

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追記です。画像は2010/08/15で、お花が開ききりました。個人的に八重咲きはくどくてもう一つというイメージがあったのですが、すっきりと涼しげなの。花付きもよいです。ケロのマイフェイバリット♪←←←ここまでが過去記事でした〜。

八重咲きオモダカ(Sagittaria trifolia 'Plena')のお花はケロの好みでしたから、地植えにせずに抽水栽培していたのですが…。翌年あっさり行方不明orz 夏を乗り切り、耐寒性多年草だから屋外のトロフネに放置。翌春に新しい葉を展開するだろうと、なんの心配もしていなかったのにアウト(涙)。消えた原因は思い当たらないの。大株に育てて八重咲きのお花をもっと観察したかったな〜。

関連記事「ナガバオモダカの雌花
コナギはおしべに特徴がある

ナガバオモダカの雌花

ナガバオモダカとヘラオモダカは線形の水中葉を見てもたぶん識別は困難、水上に立ち上がった根生葉も見た目は似ています。でも、花茎が伸びてくればはっきり違うの。「ヘラオモダカ(Alisma canaliculatum)、花期は7〜10月。花柄が花茎に3本以上輪生、花柄は先の方でさらに3分岐する。両性花、内花被片(花弁)は白で基部が黄色、外花被片(萼)は緑色。おしべは6本で花糸は白、葯は黄色。扁球形の子房の上部にめしべは多数、花柱は黄緑色、膨らんだ柱頭は白っぽい」

これに対して、「ナガバオモダカ(Sagittaria graminea)、花期は5〜9月。花柄は花茎に輪生するが先端で再分岐しない。雌雄異株の単性花、日本には雌株のみ。内花被片は純白、外花被片は緑色。雌花なのでおしべはなし。球形の子房の表面に無数の白い毛が見える」子房の表面の毛が全部めしべなのかな?お花から過去記事のヘラオモダカはナガバオモダカとわかりました(汗)。

ここからは「2010-03-08 発芽率のよい水生植物 ナガバオモダカとヘラオモダカ」の転載です〜。→→→東京のお友達に譲ってもらったヘラオモダカですが、水中葉が送られてきたので判別不能。画像は2009/03/19の植え付け直後で、プランターに植えてトロフネに沈めました。2枚目は2009/05/08で、2週間ほどで水上葉が4〜5枚生えてきています。基部がしだいに細くなり葉柄に続くヘラ状の葉を見れば納得ですね。「ヘラオモダカ(Alisma canaliculatum)、オモダカ科オモダカ属、耐寒性多年草、水生植物、北海道〜九州に分布、草丈は40〜130cm、花期は7〜10月。」

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濃い緑色で披針形の根生葉の長さは30cmほどですが、花茎が長く伸びて3本ずつ分岐して輪生するのを繰り返します。その先端に白い一日花の両性花をつける複輪生総状花序。サイズは生育環境でずいぶん変わるみたい。葉がやじり型のオモダカの方が数は多く、こちらは単性花だそうです。耐寒性があって根茎が越冬するうえ、大量の種子を散布するので水田雑草として嫌われています。

「多年草で、湿生植物、または抽水植物として生育する。短い茎からヘラ状の葉を根生、葉のサイズには変異が大きく、長さ8-55cm。(中略)花茎は枝を輪生し、花柄の先に3弁の花をつける。花の色は白かうすい桃色、雄しべは6本、雌しべは環状に多数形成する〜Wikipediaのヘラオモダカ

花色は白が基本ですが、淡いピンクが入っているものもあります。葉はスプーン状のサジオモダカと似ていますが、サジオモダカは葉柄との区別がわかりやすいかな。寒さに強く屋外で越冬できますが、夏に葉の一部が枯れたようになります。水温の上昇を嫌うのかもしれません。抽水植物として株元までお水に沈めて育てるのが普通ですが、湿地にも生えているのですから地植えも可能なのでは?発芽率がよくて、こぼれ種からの小苗がいくつもあるので庭植えにして実験してみたいです。

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上の画像は2009/05/22です。こんな感じで3つずつ輪生します。あれ?複数回の分岐ではありませんね。しかも5月から咲いてるし…。下の画像は2009/06/28で、もう果実もできかけています。お花の真ん中の黄緑色のボール状のものがめしべの集まりかな。あれれ?おしべが見当たりません。ヘラオモダカはやくが黄色いのが特徴のはず…。北米原産の帰化植物のナガバオモダカだったみたい(汗)。

「ナガバオモダカ(Sagittaria graminea)、オモダカ科オモダカ属、耐寒性多年草、水生植物、別名はジャイアントサジタリア、花期は5〜9月、草丈は40〜120cm、葉はヘラオモダカに似て披針形、花はオモダカに似るが、単性花で花柄が再分岐せず、雌株のみが帰化しており要注意外来生物。」あ〜、これですね。要注意外来生物は特定外来生物とは異なり、外来生物法によって栽培が規制されてはいません。が、生態系に悪影響がありうるので、取り扱いに注意が必要です。BSでヘラオモダカとして配布してしまいましたよorz

ジャイアントサジタリアなら熱帯魚屋でアルバイトをしていた時によく扱いました。暑さにも寒さにも強くて、ほとんどの水質に適応できます。杜若園芸でもメダカ水槽向きの抽水植物として売られていますが、将来的に特定外来生物にしてされる可能性は高いかもです。紛らわしいことに、その後BSで頂いたオモダカはやじり型の葉ではなくヘラ状…。これはヘラオモダカ?ナガバオモダカ?両性花か単性花かをジックリ見極めたいです(笑)。←←←ここまでが過去記事でした〜。

この時期、田んぼの脇などでオモダカ(Sagittaria trifolia)を見かけます。矢尻型の葉で見分けやすいの。水生植物は生育環境によってサイズの差が大きく、見かけるのは小さな株が多いかな。オモダカは雌雄同株の単性花で、花茎の下部につく雌花はナガバオモダカとそっくり。ただし、上部につく雄花を見ると黄色の葯が目立っています。デジカメ持参でお散歩して、オモダカの雄花と雌花の画像も撮ってきたいな〜。

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ヘラオモダカの水中葉って…
八重咲きオモダカの純白のお花

ヒシの白花はちょっと地味

ヒシ(Trapa japonica)の果実は食用になり、抗癌作用もあるらしい。立派なハーブと言って良いかも(笑)。1m以上の長い茎を伸ばして水中根で養分を吸収し、1年草ですが繁殖力は強いはず。粗い鋸歯のある水上葉は菱型といえば菱型に見えるかな。葉柄が膨らんでフロートとなりますが、ホテイアオイのようには発達しません。花期には白い小さなお花が咲きます。画像検索すると、「花弁は4枚、薄っすらと花脈が走る。めしべは1本で花柱も丸く膨らむ柱頭もクリーム色。おしべは4本で花糸は白、葯は黄色」

ここからは「2010-08-25 開花して欲しい一年草の水草 ヒシも爆殖するはずなのですが…」の転載です〜。→→→「福井県若狭町の三方湖で水生植物のヒシが今夏も異常繁殖、湖面の広さ約400ヘクタールの3分の2を覆っている。町は人力で除去作業をしているが大量に繁殖しているだけに追いつかない状態で、最近は繁殖範囲が拡大傾向にある。ヒシは、春に芽を出して秋に枯れる一年草。三方湖は淡水で水深が1〜2メートルと浅く、根元に陽もあたり成長に絶好の条件がそろっている。9月をピークに枯れ始め、秋には湖面から姿を消すが、湖岸に打ち寄せる枯れ草は腐敗臭を放つ。種が残り春先に芽を出してくる」
元記事は2010/08のizaニュースです→http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/science/428945/

実または水上葉が菱形であることが語源。日本全国の池沼に自生し、環境が合えば水面を多いつくすほどの繁殖力を発揮するはず。ヒシの実は茹でたり蒸したりして食用にでき、栗のようなお味がするそうです。若い実はそのままでも食べられるのかな。健胃、滋養強壮などの効能があるとして薬膳にも使われます。菱の実に抗がん作用があるという研究もあるのだとか。漁船のスクリューに絡みついたり、枯れて異臭を放ったりと嫌われておりますが、有効活用の道はないのかな?「ヒシ(Trapa japonica)、ヒシ科ヒシ属、1年草、浮き葉植物、花期は7〜10月」

「葉は菱形で水面に放射状に広がり、葉柄はふくらんで内部がスポンジ状の浮きとなる。その点でホテイアオイに似るが、水面から葉を持ち上げることはない。また、完全な浮き草ではなく、長い茎が池の底に続いている。花は両性花で、花びらは白く、葉のすき間から水面に顔を出して夏に咲く。がく、花弁、雄蕊は各4個で子房は半下位。胚珠は2個あるが一方だけが発育し大きな種子となる。胚乳はなく、子葉の一方だけが大きくなってデンプンを蓄積する。果実は横から見ると菱形で両端に2本のとげ(がくに由来)がある。秋に熟した果実は水底に沈んで冬を越し、春になると発芽して根をおろし茎が水面に向かって伸びる。茎からは節ごとに水中根を出し(これは葉が変化したものともいわれる)、水面で葉を叢生する〜Wikipediaのヒシ

水中根が対生または輪生する細長い茎は水位に応じて2mくらいまで伸びるみたい。立ち上がらず水面に葉を広げますが、密生してくると他の浮き葉植物と同様に葉を水上に立てます。根を植えつけた鉢を水の入った容器に沈めるのが丁寧ですが、株を水面に浮かべておけば自力で茎を伸ばして底土に根を張ります。成長期の5〜10月は屋外で日に当てて育てます。水中の茎から枝分かれして自然に増殖するはず。花期には白い4弁花が次々に咲き、花後は水中に沈んで逆三角形で両端に鋭い2本の刺がある果実を作ります。同属のヒメビシとオニビシの果実の棘は4本で、忍者が投げるマキビシはオニビシの果実を乾燥させたものw

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画像は2010/08/15で、水面に浮かんだ鋸歯のある菱形の水上葉ですが小さい…。本来なら4〜6cmのサイズになるはずが、せいぜい2cmしかないの。ケロはヒシって、水位がないと育てられないかと思っていました。が、東邦植物園で見かけて聞いてみると、トロフネでも開花して毎年実生で更新しているというお返事。2株買って来たのですが、このサイズで開花できるかな?1年草なのでお花が咲かなければジ・エンド。果実は3〜5cmと大き目ですから、結実してくれれば探すのは容易。種子は寒さに耐えるので、屋外のトロフネに放置しておいて、翌春に鉢植えにして沈めるだけですが…。う〜ん、画像検索してみると、葉はもっと大きくて放射状にいっぱい出ていますね。40℃を超える高水温でも枯れないのは頼もしいけれど、成長は緩やかです。水面に浮かべただけで、根を土に植えつけなかったのがよくなかったのかしらん。

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追記です。画像は2010/08/27で、ケロの祈りが天に通じてヒシが開花しておりました。紙細工のような質感の白い花弁と葯の黄色のコントラストが涼しげ♪でも、花茎2cmほどの小花です。これで3〜5cmの果実ができるのかな?ドンドン咲いて10個くらいの種子を採集したいものです。←←←ここまでが過去記事でした〜。

ヒシ(Trapa japonica)の扁平な三角形の果実を見てみたかったのですが…。トロフネの環境が良くなかったのか、購入した株はあまり成長しないまま。なんとか開花しましたが、果実は確認できなかったな〜。そして、翌年の発芽はなくジ・エンドorz 2本の棘を持つ黒い果実は株の状態によってサイズは様々。ケロのヒシは小さな株でしたから、充実した種子は期待しても無理だった…。小さなトロフネでヒシを実生更新するのは難しいように思いました(涙)。お花や果実のアップの画像を撮りたかったな〜。

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コナギはおしべに特徴がある

コナギ(Monochoria vaginalis)は、稲作とともに伝来した東南アジア原産の史前帰化植物だそうです。繊維質がそれほど気にならず、天ぷらなどにして食用にもできるみたい。有用植物のハーブ♪と言いたいところですが、稲の成長を阻害する水田の雑草として駆除の対象orz でも、田んぼ沿いをお散歩していると、水田にコナギを見かけます。中干しの時期なのか水がなくなって枯れかけながら、青紫色のお花を咲かせているの。コナギは除草剤に耐性がないのだから、減農薬栽培の田んぼなのでしょうか。

ここからは「2010-08-28 1年草の水田雑草 コナギは開花しているの?」の転載です〜。→→→同属のミズアオイは絶滅危惧種のようですが、コナギは水田雑草扱いです。虫の食害にあいにくく、繁殖力が強いので水田の水路や放棄水田で群落を形成します。それでも除草剤の使用で自生地は減っているのでしょうね。稲作の渡来に伴って渡来した史前帰化植物で、江戸時代までは野菜として食用にしていたとか。「コナギ(Monochoria vaginalis)、ミズアオイ科ミズアオイ属、1年草、草丈は10〜20cm、花期は8〜10月」ナギ(ミズアオイ)に似ているが小型であるというのが語源です。植物は生育環境によってサイズは異なり、無農薬の水田でよく育ったコナギの草丈は50cmに達するそうです。

一年草で、地下茎などは持たない。茎は根元で数本に枝分かれし、小柄なものは地表をわずかに這い、大柄なものはやや斜めに立ち上がる。葉は長い柄があり、葉身は細い披針形から心形まで変異に富み、また成長段階によっても変化する。おおむねよく育つと幅広くなる。全株やわらかく、緑色で葉身表面はつやがあってやや色が濃い。晩夏から晩秋にかけて葉柄の基部に短い房状の穂を出し花をつける。花はホテイアオイのそれに似るがずっと小さく、花弁はより細長い。花色も青紫となり異なる。受粉後に果実を実らすと花穂は萎れ下向きになる。冬に至ると植物体は種子を擁した花穂を残し枯死する。果実は熟すと裂け、種子は水面に浮かんで散布される。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%8A%E3%82%AE

種子には休眠性があり、冬の寒さにあって翌春に発芽します。無酸素状態に置かれた種子のほうが発芽率がよいので、採集しないで屋外のトロフネに沈めておいた方がよいのかな。単子葉植物で線形の葉が4〜5枚出る時期はウリカワ、オモダカ、ヘラオモダカなどと区別しにくい→その後は長い葉柄の先にハート形で光沢の有る葉を付ける。ある程度大きく育つまではトロフネの植物は整理できませんね。短い茎がそう生し、その先に1枚ずつ葉が付きます。ホテイアオイやミズアオイに比べて葉柄が太くなりませんが、草丈50cmに育ったコナギは葉では見分けにくいかもです。花期には葉柄の基部に数個の青紫色の花を総状花序に付けます。「ミズアオイの花序は穂状に直立して葉よりも高くなるが、コナギの花序は葉よりは高くならない」花序はミズアオイのほうが目立って観賞価値も高いみたい。

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1枚目は2010/08/06で、細長い葉柄の先のハート型の葉はホテイアオイにそっくり。左上の楕円形の葉はヒメコウホネです。2枚目は2010/08/27で、葉腋につぼみが見えます。東邦植物園で買ってきたのは真夏の7月下旬。コンクリートの上のトロフネは40℃近い高水温で枯れかけたのですが、予想通り丈夫で新葉が伸びて復活しました。ただ、一回り小型になってしまい、花序はショボショボです。最後は2010/08/28で、青紫色の6弁花がジミに開花寸前。1年草なので、充実した種子ができないとジ・エンドとなります。開花はしてくれたけれど、来春うまく発芽してくれるか不安が残る…。別属(アメリカコナギ属)の帰化植物であるアメリカコナギも西日本を中心に増殖中で、こちらは青紫の他に白のお花もあります。白花は涼しげだから欲しいな♪←←←ここまでが過去記事でした〜。

コナギの花序は総状花序と言っても、葉柄の基部に数個の小さなお花が集まった地味なもの。「青紫色の花被片が6枚。めしべは1本で花柱も細かく裂ける柱頭も白。おしべは6本で花糸は帯状で青紫、葯は5個が黄色、大きめの1個は濃い青。青い葯の花糸にはヒレ状の突起がある」コナギの画像を観察させていただくと、おもしろい作りになっています。ケロのコナギは翌年の発芽を確認できず1年で終了(涙)。解剖して花糸のヒレ状の突起を撮影しておくべきだったな〜。田んぼから1株誘拐してくる手があるかも(笑)。

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ミズオトギリのおしべとめしべ

ミズオトギリ(Triadenum japonicum)は湿生植物で、花期にはピンクのお花が愛らしい。対生する長楕円形の葉は緑色で白い葉脈が走り、褐色の明点がポツポツとあります。「葉の脇に数個付く花は一日花で、1〜2個ずつ咲く。5弁花で淡いピンクの花弁には薄っすらと筋が走る。おしべは9本で花糸はピンク〜白、葯は黄色。3本ずつ基部で合着する。めしべは1本で花柱は黄緑色、柱頭は白。花柱は3分岐する」過去記事の画像では、シベの様子はさっぱりわからない(汗)。画像検索すると花柱は1本に見えます。3分岐しているけれど、一つにまとまって直立しているのかな。

ここからは「2010-10-21 爆殖しない水生植物 ミズオトギリのピンクのお花」の転載です〜。→→→最低気温が15℃を下回り、寒さに弱い水生植物は紅葉してそろそろシーズン終了です。爆殖系が多い水生&湿生植物の中で、ミズオトギリはあまり殖えません。自生地では群落を形成するそうですから、ケロの駐車場の生育環境がよくないだけかな(笑)。「ミズオトギリ(Triadenum japonicum)、耐寒性多年草、オトギリソウ科ミズオトギリ属、北海道〜九州に分布、草丈は50〜80cm、花期は8〜9月」水辺で抽水状態or湿地に生えるので、抽水栽培や腰水栽培の他に普通に地植えにもできます。耐寒性があるので湿り気のある場所に地植えにすると手間なしです。

黄色のお花が好きなのでオトギリソウ属の仲間を何種類か育てています。ミズオトギリ属のミズオトギリは、花色が淡く赤みがかったピンクなのが特徴的。花径1cmほどの一日花が午後3時〜夕方にかけて咲くので、人目につきにくいようです。葉の付け根と茎の先端からでる花序に1〜3個の小花が付き、一日一花ずつ咲くのだとか。短い花柄の先の5弁花はパステルカラーのピンクかな。茎は分岐せずに直立し、基部は赤紫色を帯びています。網状脈が目立つ長楕円形の葉は対生し、秋には美しく黄葉〜紅葉するはず。熟した果実は赤く色付き、種子の発芽率はよいみたい。冬に地上部分は枯れますが、根茎で越冬して翌春には芽吹きます。

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1枚目は2009/07/19で、4月に鉢植えにした頂ものの小苗が1年目から開花してくれました。茎頂に3個付いたお花が順番に1つずつ開花します。腰水栽培していたはずですが、水切れなのか葉がいじけてしまっておりますね(汗)。2枚目は2009/08/29で、茎頂と葉腋に2〜3個の果実が付いています。赤く熟した果実はお花よりも目に付くかもです。最後は2010/09/20で、気が付くとお花は終了で果実が付いておりましたw 去年の秋に地植えにしましたが、寒さには強くて問題なく防寒なしで越冬。草丈は50cmくらいになりましたが、根茎で横に殖え広がる気配はなし。日照不足かもしれませんが、同じ条件化でコシロネやタコノアシは爆食しています。発芽率がよいとあるので、来年はこぼれ種からの発芽も期待したいです。←←←ここまでが過去記事でした〜。

ミズオトギリ(Triadenum japonicum)は地下茎で横に殖え広がるタイプですが、あまり繁殖力は強くなかったように思います。花後の果実は濃い赤、緑だった茎や葉もやがて紅葉します。色彩的な変化に趣があり、スラリと茎が直立して場所も取らない。ケロ的にはお気に入りの湿生植物でしたが、ギックリ腰で水やりをやめた時期に消滅orz 湿生植物の地植えはリスキー(笑)。お花のアップの画像を撮っておくんだったな〜。

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サルダヒコはコシロネのことですか?

コシロネは唇形花?

コシロネ(Lycopus ramosissimus var. japonicus)は湿地に自生する湿生植物で、ランナーを伸ばして殖え広がります。対生する葉は披針形で粗い鋸歯があり明るい緑色、地植えにすすると春に柔らかい質感の新芽がたくさん出ていました。葉腋に数個まとまって付く白の唇形花は小さくて目立たない。

「緑色の萼は5裂して裂片の先が尖る。花冠は白で先は4裂する。めしべは1本で花柱も2裂する柱頭も白。めしべの左右にあるおしべは2本で、花糸も葯も白」葯は時期によっては薄い黄色や褐色に見える。葯が裂けて花粉が噴き出しているのでしょう。シソ科なので上唇と3裂する下唇のはずですが、唇形花らしい特徴はないみたい。普通に花冠が4裂しているように見えます。

ここからは「2010-06-09 シロネの仲間もいろいろ コシロネも爆殖系」の転載です〜。→→→シソ科シロネ属の仲間は水辺や湿地に生える多年草で、日本では北海道〜九州に分布しています。花期は夏〜秋、見た目や性質も似ているみたい。地下茎はいずれも白いのでしょうね。ケロの駐車場には頂もののコシロネが育っています。草丈が同属のシロネ(50〜100cm)に比べて小型という意味。シロネに似ているけれど別物なのでイヌシロネとも呼ばれます。もひとつサルダヒコという別名もあるけれど、こちらは語源が不明です。日本神話の神様との関連はわかりません(笑)。ちなみに「茎と葉裏に長毛のあるものはケシロネ」と言うのだとか。

「コシロネ(Lycopus ramosissimus var. japonicus)、シソ科シロネ属、耐寒性多年草、湿生植物、北海道〜九州に分布、別名サルダヒコ、草丈は20〜50cm、花期は8〜9月」あまり分岐しない直立する四角い茎に、粗い鋸歯がある楕円形の葉が対生します。葉脇に花径3mmほどの白の唇形花をかためてつけるのですが…。お花は平開して唇形花には見えません。茎の基部から走出枝(ランナー)を出して先端に子株を作って繁殖します。走出枝というのは「地表すれすれのところにある腋芽から地表をはうように伸びる枝の一種」です。

やはり同属のヒメコシロネはサイズも見た目も似ていますが、「葉が細く切れ込みが深い。茎は根際でよく分岐する」点で区別できるそうです。生育環境もシロネやコシロネは平地、ヒメシロネやエゾシロネは山地と違いがあります。さらにしつこく、エゾシロネはその名に反して北海道〜九州に分布し、サイズはコシロネとだいたい同じ。萼の裂片の先が「シロネ、コシロネ、ヒメコシロネは尖り、エゾコシロネは尖らない」う〜ん、似たのがいろいろあるのでした。

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1枚目は2009/04/18で、本葉が数枚の小苗を鉢植えにしました。2枚目は2009/05/08で、屋外の腰水栽培が順調。3枚目は2009/06/27で、夏の直射日光も問題なし。水切れにさえ気をつければ、病害虫も特になし。水苔が腐りやすいのが困るのだけれど。4枚目は2009/07/25で、葉脇に唇形花が咲いているようなのですが小さくてわからない(汗)。

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5枚目は2009/09/06で、ランナーがドンドン伸びます。地面に接した所で発根し、そこから分岐してさらに伸び続けます。これは鉢植えには収まらないと地植えにしました。耐寒性も耐暑性もあり、ある程度の乾燥にも耐えるので地植えが手間なしです。最後は2010/05/16で、冬に地上部分は枯れていましたが、4月頃から新芽がいっぱい出てきたの。秋〜冬に勢力範囲を広げて、リシマキア・オーレアやウォーターマッシュルームと混殖状態になっちゃってる。これは殖やさない工夫が必要なようですw ←←←ここまでが過去記事でした〜。

コシロネ(Lycopus ramosissimus var. japonicus)も、腰を痛めて水やりをしなかった時期に消えちゃったorz 湿生植物は植え場所を選べば、地植えでも週に数回の水やりで育てられます。でも、完全に水やりを止めると生き残れるのはわずか。鉢植えで腰水栽培が無難なのかも。小さくて地味なお花でしたが、解剖してアップの画像を撮っておけばよかったな〜。

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サワヒヨドリの筒状花

サワヒヨドリ(Eupatorium lindleyanum)は湿地に生える湿生植物ですが、強く乾燥しない場所なら地植えにできます。「5つの筒状花を総苞がまとめて頭花となり、頭花が密に集まって散房花序となる。小花の花冠は先端が白で5裂、基部は淡い紅色。葯筒から2分岐する白い柱頭が長く突き出す」花序は全体的に淡い紅色に見えるはずですが、過去記事の画像では白です。この後に色づいたのかな?花色には濃淡のバリエーションがあるそうですから、これは白っぽいタイプなのかもしれません。

ここからは「2010-08-04 サワヒヨドリとヒヨドリバナとサワフジバカマ サワヒヨドリの開花♪」の転載です〜。→→→湿生植物は鉢植えにして腰水栽培、様子を見て地植えというパターンが多いです。種類によっては地植えで乾燥すると弱ったり、冬に寒さか乾燥で消えることもあります。ですから鉢植えの腰水栽培で冬は室内管理が安心です。が、屋外のトロフネはすぐ満員になりますし、冬の無暖房の室内管理も通風が悪くて水やりも手間です。リスクを覚悟の上で地植えにすることが多いの。頂き物のサワヒヨドリは日当たりのよい湿地を好みますが、ある程度の乾燥にも耐えるので地植えで問題なし。「サワヒヨドリ(Eupatorium lindleyanum)、キク科ヒヨドリバナ属、耐寒性多年草、日本全土に自生する湿生植物、草丈は50〜90cm、花期は8〜10月」

直立する茎に葉柄のない楕円形の葉が2〜3枚ずつ対生します。下部の葉の葉身が深く3裂ものもありミツバサワヒヨドリと呼ばれるのだとか。「頭状花序は密な散房花序。総苞は長さ約5mmで、5個の筒状花からなり淡紅色を帯びる。筒状花からは先が2つに分かれた長くて白い柱頭が飛び出す」ケロの駐車場にはフジバカマが生えています。秋の七草のひとつなので、お店でポット苗を買って来たのでした。淡い紅紫色の頭花や3深裂する葉はフジバカマそっくりですが、茎が赤みを帯び葉柄があるのでサワフジバカマ(Eupatorium x arakianum)みたい(汗)。園芸店で売られているフジバカマのほとんどはサワヒヨドリとフジバカマを交配した雑種だそうです。強健で地下茎でもこぼれ種でもよく殖えます。サワフジバカマの生命力を実感しているので、サワヒヨドリは迷わず地植えにしました。

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1枚目は2009/05/15で、4月下旬に頂いた10cmほどの小苗がひと月弱で急成長。新葉は端が赤みを帯びています。2枚目は2009/06/14で、草丈は50cmくらいかな。摘心して分岐させた方がよかったかもです。3枚目は2009/07/18で、金平糖のようなつぼみがぎっしり付いています。

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4枚目は2009/08/22で、開花して飛び出した2裂する柱頭が目立っています。最後は2010/05/15で、越冬芽で乾燥した冬に耐えて春に発芽。やや株立ち状になってきました。乾燥して萎れることもありましたが枯れる心配はなく、今年も元気に開花中なのでした。

ちなみに同属のヒヨドリバナ(Eupatorium makinoi)は草丈が1〜2mと高く、短い葉柄があることで区別できます。花色や葉の形で区別できる場合も多いのですが、サワヒヨドリは花色が白で葉が3深裂することもあります。草丈は生育環境でどちらも1mくらいになることもあるでしょう。葉柄の有無で見分けるのが確実です。ただ、サワヒヨドリとヒヨドリバナの雑種もあるそうで、区別が微妙なのがあるかもしれませんね(笑)。←←←ここまでが過去記事でした〜。

サワヒヨドリ(Eupatorium lindleyanum)は半日陰に地植えにして、数年はお花を楽しめました。暑さ・寒さは問題なし。水やりも適当で弱る気配はなかったの。でも、いつの間にか消えちゃってるorz サワフジバカマがこぼれ種からも殖えたのに比べて、繁殖力はもうひとつでした。日当たりの良い場所に植えて、お水もしっかり上げるべきだったのかも…。筒状花のアップの写真を撮っておくんだったな〜。

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タコノアシは紅葉を楽しみたい…

タコノアシ(Penthorum chinense)は、花序の形と色が蛸の足を連想させるのが語源です。水を好む湿生植物ですが、耐寒性があって地植えにもできます。「主軸に付く花柄のある小さな花は花径5mmくらい。花弁は退化してなく、花弁のように見えるのは5枚の萼片。おしべは10本で花糸は白、葯は白に近い薄いクリーム色。めしべは5本で花柱も柱頭も白」解剖して、拡大写真をとっておけばよかったな〜。過去記事の画像では花序が黄緑色で、紅葉して赤みを帯びないと蛸の雰囲気は出ないのでした(笑)。

ここからは「2010-06-20 繁殖は走出枝?地下茎? タコノアシも爆殖系」の転載です〜。→→→梅雨に入って予想通りタチアオイが倒伏していますが、水生&湿生植物は水やり不要で手間なしです。トロフネが満杯になったので、去年の秋〜今年の春にかけて耐寒性のあるものは地植えにしました。抽水植物で株元までお水に沈めるとされていても、ほとんどが地植えにできます。ま、この後の真夏を乗り切ってみないと断言はできませんが、ここまでは順調です。春〜梅雨時は心配なしとして、休眠期の冬は迷いつつ週末のお昼に水やりしていたの。週に1回の水やりでは乾燥気味で心配でしたが、ほとんどの湿生&水生植物が冬越しできました。

タコノアシは本州〜九州の湿地や休耕田に生える湿生植物で、科名は分類体系によってベンケイソウ科、ユキノシタ科、タコノアシ科といろいろです。同属に数種類あって東アジア〜北米にも分布するのだとか。学名からすると中国が原産地なのかな?「タコノアシ(Penthorum chinense)、ユキノシタ科タコノアシ属、耐寒性多年草、湿生植物、草丈は40〜80cm、花期は8〜9月」1枚目は2009/07/08で、頂いた小苗を鉢植えにしました。赤みを帯びた茎は分岐せずに直立します。2枚目は2009/07/18で、問題なく根付いて成長中。細かい鋸歯がある狭披針形の葉が互生します。成長期には日照を好むので屋外の直射日光下に置き、水切れに注意!腰水栽培していても、水受け皿のお水が1日でなくなってしまいます。

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画像は2009/09/05で、もうお花は終わりかけているみたい(汗)。放射状に数本に分かれた総状花序が外向きにカールする様子が蛸の足に例えられます。密生する花径5mmほどの小花は地味で、花序は全体的に黄緑色に見えます。開花直後は渦巻き状ですがやがてほぐれて斜めに開き、秋には紅葉するのでした。冬に地上部分は枯れますが、防寒なしで越冬して春に新芽が出ます。鉢植えだと花序が貧弱なので、秋に地植えにしてそのまま忘れておりましたが…。最後は2010/05/16で、4月頃から元の株周辺で増殖していました。植え替える時に鉢から抜くと、ランナーがとぐろを巻いていたので殖える予感がしていたの(笑)。

「高さは数十cmで、細長い葉がらせん状につく。放射状に数本に分かれた総状花序を茎の先につけ、その上側に9月頃小さい花を多数開く。これを上から見ると、吸盤のついた蛸の足を下から見たのに似ている。花はがく・花弁が各5枚、雄蕊が10本ある。雌蕊は心皮5個からなり下部で合着する。晩秋になるとさく果が熟し、また全草が紅葉する(ゆで蛸のようになる)〜Wikipediaのタコノアシ

繁殖力が強そうに思えますが、湿地の人為的改変やセイタカアワダチソウとの競合で絶滅危惧種なんですって。「他種との競合に弱く場所に長期間にわたって生育することが少ない」ランナーで移動しながら繁殖するタイプのようですね。株分けや実生で殖やせますが、放任してもランナーの先に子株を形成します。「繁殖は地下茎」となっていることもありますが、ランナー(走出枝)で殖えるのではないでしょうか?地植えにして湿生&水生コーナーを作ると、早朝にジョウロでタップリお水をあげるだけ。トロフネは夏の水温上昇や藻の発生に注意が必要ですが、駐車場に植えつけるとそれも心配なし。ただ、数年後にはもろもろ入り乱れたバトル状態になって、植え替えが必要になるのでしょうね(笑)。株の間をタップリ取れる広い土地が欲しいな〜。←←←ここまでが過去記事でした〜。

タコノアシ(Penthorum chinense)は、群馬では防寒なしの地植えでOKでした。ただ、水遣りが十分ではなかったのか、思ったほど繁殖せず花序もショボショボ…。鉢植えで腰水栽培していたときの方が調子はよかったかも。腰を痛めて水遣りを放棄した時期に消えちゃった(涙)。花序が紅葉した時期の写真も撮っておくんだったな〜。

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