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アカバナユウゲショウの繁殖力

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アカバナユウゲショウ(Oenothera rosea)はどこでも見かける雑草です。赤花夕化粧という和名にもかかわらず、開花は夕方に限りません。このページの画像は2015/05のアカバナユウゲショウで、日中から元気に咲いていますw

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丸っこくて幅広のピンクの花弁が4枚、濃いピンクの花脈が目立ちます。おしべは8本で花糸は白、細長い葯はピンク。めしべの花柱は白、十字に4裂する柱頭はピンク。花底は黄緑色で、素敵な配色の花です。特に、砂糖菓子のように見えるピンクの葯と柱頭がキュート♪

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互生する葉は披針形で鋸歯あり。茎の上部の葉腋から薄い褐色の花柄を伸ばし、その先に細長く膨らむ子房あり。さらにその先に長い萼筒があって、萼筒の先端(くすんだ黄緑色〜茶褐色)は4裂した上で頂部で合着。子房と花冠の間に距離があるのがちょっと変わっています。

花は美しく、もともと観賞用に移入されたそうです。が、発芽力抜群で関東以西で野生化しているのだとか。耐寒性はどのくらいあるのかな?茶褐色の茎は地際でよく分岐し、斜めに立ち上がります。放置すると大株になって場所をとるし、根張りが強く引っこ抜くのはひと仕事です。適度に除草するのがよいかも。

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野草のアカバナユウゲショウって知ってますか?

イフェイオン・セロウィアナム=黄花ハナニラの繁殖力

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イフェイオン=ハナニラは青・白・ピンクと花色が豊富、丈夫で繁殖力旺盛。暑さ・寒さにも強く、地植えで放任OKです。ただ、黄花ハナニラ=イフェイオン・セロウィアナム(Ipheion sellowianum)はちょっと性質が違うかも。新しい分類ではイフェイオン属ではなくノソスコルドゥム属のノソスコルドゥム・セロウィアナム(Nothoscordum sellowianum)となっているようです。

このページの画像は2015/03の黄花ハナニラで、他のイフェイオン属のハナニラよりも花期は早め。3月上旬から咲いていました。鉢植えで管理していた頃は出葉も開花も不規則でしたが、地植えにして花付きは改善。耐寒性がやや弱いと言われますが、群馬では防寒なしの植えっ放しで問題なし。寒さにもけっこう強いと思います。

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6枚の花被片は鮮やかな黄色。おしべの花糸と葯、めしべの花柱は黄色。めしべの柱頭は白。名前どおりの早春に咲く黄花です。花糸は平べったくてやや幅があります。黄緑色の子房は円柱状。外花被片の外側に赤茶色のラインが走り、半透明の苞にも同色の筋が入っている。

イフェイオン属のハナニラは開花しても、花柱や花糸は確認できません。黄花ハナニラはこの点でもちょっと見た目が違います。そして、強健で毎年開花しますが、他のハナニラのような繁殖力はないようです。地味に殖え広がるので、扱いやすいと言えるかも。ケロ的には、外花被片のラインが見える咲き初めが好きだな〜。

関連記事「イフェイオン・セロウィアナム=キバナハナニラはノソスコルドゥム属

原種系チューリップも宿根化は難しいかも…

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ゲスネリアナ種 (Tulipa gesneriana) 以外の原種とその改良種を原種系チューリップと総称しているようです。原種系チューリップは球根も花も小さめで、早咲きのものが多いはず。このページの画像はすべて2015/04のチューリップです。

1〜3枚目は原種系チューリップ・クルシアナ・シンシア(Tulipa clusiana'Cynthia')で、「外花被片の外側は赤で内側は黄色。内花被片は表裏とも黄色」開ききると黄花ですが、蕾〜咲き始めの赤と黄色が見える時期がよい感じ♪クルシアナ・シンシアは数年間衰えずに咲き続ける強健種です。例外的に宿根化しています。

地植え5年目の原種系チューリップ・プルケラ(フミリス)・リトルビューティ(tulipa pulchella(humilis)little beauty)も2輪ほどやっと開花。花は3日くらいですぐに萎みました。来年はどうかな…。あっと、画像がありませんでした〜(汗)。

チューリップ・ブローメンルスト2015-04-06.JPG

チューリップ・ブローメンルスト2015-04-06−2.JPG

4・5枚目は原種系チューリップ・プラエスタンス・ブローメンルスト(Tulipa praestans 'Bloemenlust')で、「幅の広い花被片の内側は光沢のある赤。おしべは6本で花糸は濃い赤紫、葯はチョコレート色。緑灰色の子房の上に貼り付くめしべの柱頭はクリーム色で3裂」

画像ではチョコレート色の花粉が柱頭に付着しています。モコモコの葯は思わず触りたくなっちゃうw プラエスタンス・ブローメンルストは比較的丈夫で、2年目の今年もきれいに咲いてくれました。

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チューリップ・プルケラ・ビオラセアブラックベース2015-03-18-3.JPG

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6〜8枚目は原種系チューリップ・プルケラ・ビオラセア・ブラックベース(Tulipa pulchella(humilis) 'Violacea Black Base')で、「朝日の中ではピンクに見えましたが、蛍光灯下では赤。花底は黒に近いこげ茶色。内花被片の外側は付け根のほうからこげ茶色→黄色→赤。緑褐色の子房の上に張り付く柱頭は黄色で3裂。おしべは6本で花糸は黒、葯は茶色で黄色い花粉がこぼれる」

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9枚目は原種系チューリップ・クルシアナ・ホンキートンク(Tulipa clusiana var. Honky Tonk)だと思います。1株だけポツンと咲いていました。で、10枚目は原種系ではない紫と白の絞り咲き。ええと、まったく植えた記憶なし(笑)。過去記事を検索しても不明。どこから紛れ込んだのだろう???

関連記事「原種系チューリップのクルシアナ・シンシアとプルケラ・リトルビューティ♪
原種系チューリップ・プラエスタンス・ブローメンルスト
原種系チューリップ・プルケラ・ビオラセア・ブラックベース
原種チューリップのバケリ・ライラックワンダーとクルシア・ナクリサンサとクルシアナ・ホンキートンク

プスキニア・リバノティカの繁殖力は微妙

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プスキニア・リバノティカ(Puschkinia scilloides var.libanotica)は背の低い秋植え球根で、寒さには強いのですが高温多湿は嫌います。ケロは最初に地植えで失敗、その後はプランターで管理、再び地植えで育てているのですが…。

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根生葉はやや幅のある広線形で内側に湾曲しています。花茎が伸びきる前の花序と葉はバランスがよくてかわいいの。ただ、葉が光合成をする期間が短く、地植えで周りを雑草に囲まれるといつの間にか消えちゃうようです。

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プスキニア2015-04-06-2.JPG

茶褐色の花茎から短い花柄を伸ばしていくつもの花を付けます。花柄の付け根の小さな突起物は苞葉なのかな?6枚の花弁は純白でセンターに青のラインが走り、涼しげで爽やか♪中央には先端が細かく裂けた6枚の副花冠(花弁の内側にある弁状の付属物)らしきものがある。その中から黄色い葯がのぞいています。

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球状の子房は黄緑色、そこから伸びるめしべは短くて白、柱頭は少し膨らみ黄色の花粉が付着していました。おしべは6本で葯は黄色、花糸は白ですが副花冠?に癒着していてほとんど見えません。副花冠のような付属物は、花糸が変形したものなのかな?

画像はすべて2015/04のプスキニア・リバノティカですが、強健さや繁殖力は微妙。去年はそこそこ開花しましたが、今年は3株ほどとショボショボorz プランターで栽培していたピーク時の5分の1以下です。葉が枯れるのも早かった…。夏場の高温多湿で球根が消耗しているのかも。来春は咲いてくれるでしょうか…。

関連記事「プスキニア・リバノチカは12月でもOK♪
プスキニア・リバノティカは地植え植えっ放しOK
プスキニア・リバノティカは夏越しできるかな?

ヘアリーベッチの蝶形花♪

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ヘアリーベッチ(Vicia villosa Roth subsp. villosa)の和名はビロードクサフジ、繁殖力の強い帰化植物です。河原沿いのお散歩コースで、それらしきつる性植物を見かけるのですが…。「クサフジの仲間」を参照させて頂きますと、同属の仲間が多数あるようです。採集してきて、確かめてみたいな〜。

このページの画像はすべて2015/04のヘアリーベッチです。暑さ・寒さに強く、発芽率もよいので完全放任OK♪但し、茶褐色の茎は2mほども伸び、先端の巻きひげで周囲の植物に絡みつきます。なので、扱いやすいとは言えず、けっこう場所をとるかも。ただ、片側に偏って付く青紫の蝶形花は美しく、互生する羽状複葉も涼しげなの。

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短い葉柄が丸く膨らんで後ろに突き出した萼筒の基部につながる。萼は上が短くて2裂し、下が長くて3裂する。小葉は先の尖った細長い楕円形、茎・葉の表裏・萼などに白い毛あり。托葉(葉柄のつけ根にある葉の形をしたもの)も見えますね。ええと、托葉と苞を取り違えた過去記事があるかもしれません(汗)。

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上に反り返る旗弁は2裂、濃い紫の花脈が目立つ。前に突き出す2枚の翼弁は色が薄め。翼弁に挟まれた2枚合わせの舟弁(先端は黒紫)の中に、めしべ1本とおしべ10本がある。舟弁をこじあけて解剖しちゃいました(笑)。が、花柱も柱頭も白いめしべに、ごく細い白の花糸と黄色の葯のおしべが張り付いている感じ。細かくって、おしべの数は確認できませんでしたw

こぼれ種から発芽するので手間なしです。1年草で、枯れたら緑肥に利用もできます。環境適応力が強く、雑草防止効果も期待できますが…。逆に言うと、周辺から日照と養分を奪いアレロパシー作用も持つのですから、周りの植物を圧倒します。ですから、きれいに管理された花壇には向きません。

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追記です〜。果実の画像(2015/05/20)を追加しました。ヘアリーベッチの花期は長く、まだ花は残っています。一方で、葉が枯れ落ちて果実が残った株もありました。黄緑色の果実はまだ未熟で、やや幅広で寸詰まり。完熟すると、ちょっとゆがんだ球形で黒褐色の種子ができるはず。

関連記事「ヘアリーベッチの発芽率

ミニジャーマンアイリス・ダークベイスターの繁殖力は?

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ジャーマンアイリス(Iris germanica) の中で草丈の低いものを、アバウトにミニジャーマンアイリスと総称するようです。見切り処分でゲットしたミニジャーマンアイリス・ダークベイスターは、ごく背が低いので「花茎20cmまでのミニチュア・ドワーフ・ビアデット」に分類されるんじゃないのかな。花期は3〜4月と早めです。

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このページの画像は2015/04のミニジャーマンアイリス・ダークベイスターです。立ち上がる3枚の内花被片は濃い紫で光沢があります。横に広がる3枚の外花被片もシックな紫で、付け根あたりは白と紫の模様がよい感じ。中央に盛り上がる青のひげも鮮やかです♪

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外花被片のひげは付け根の方は黄色でした。それぞれの外花被片に覆いかぶさる位置にあるのが3分岐した花柱。「ジャーマンアイリス」を参照させて頂きますと、「3分岐した花柱枝、その先端に膜状の柱頭、花柱枝の上には2裂し縁が細かく裂けた付属体」という構造なのでしょう。

花柱枝に張り付くようにあるおしべの花糸は白、細長い葯は白でちょっと灰色がかっているかも。花柱枝は薄い紫、最後の画像で半透明の膜状の柱頭がわかりますでしょうか?左上でピンボケになっちゃってますけどw 場所をとらないミニジャーマンアイリスはケロのお気に入りですが、繁殖力はあまり強くないみたい。

交配の仕方」を参照させて頂きますと、種子から育てても3年ほどで開花するのだとか。雑草化している草丈の高いジャーマンアイリスとミニジャーマンアイリスを掛け合わせてみようかな〜。

関連記事「ミニジャーマンアイリス・ダークベイダー

八重咲きチューリップ・スイートデザイヤかな?

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「チューリップ・スイートデザイヤ(Tulipa 'Sweet Desire')、ユリ科チューリップ属、秋植え球根、花期は4〜5月、草丈は40〜50cm、八重遅咲き系(Double Late)、花色はクリーム色からピンクへと変化する色変わり品種」宅急便のトラックに轢かれ圧死した八重咲きチューリップはピンクのアンジェリケとオレンジのチャーミングビューティーorz 消去法でこのページの画像は2015/04のスイートデザイヤと思われます。

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2・3枚目は咲き初めで、花被片の外側は薄いクリーム色に黄緑が強く出ています。内側は黄色で薄く黄緑も混じり、先の方は少し赤みがかっていました。ええと、スイートデザイヤを画像検索すると、「中央部はクリーム色、周辺部はピンク〜藤色になる豪華な八重咲き」う〜ん、ピンクパープルには見えませんね…。

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帰省が迫っていたので、とりあえず解剖してみたのが4・5枚目です。中心部には薄い黄緑色の子房といびつに3裂した筋状の柱頭が残っています。白い花糸と細長いクリーム色の葯もあります。葯からは花粉が出ているので、おしべとしての機能を失っていないのかな。葯の名残り(花糸なく花被片に癒着、花粉なし)がある花被片もありましたから、おしべが花弁化して八重咲きになったのでしょうか。

そして、実家から戻った1週間後に目にしたのが1枚目の画像です。残っていた蕾が開花したようですが、イマイチ正体不明(笑)。淡いクリーム色で周辺部はほんのりピンク、ケロ好みの上品な花なのですが…。ピンクパープルではないです。「気温が低い方が色濃く、気温が高いとクリーム色に淡いピンクのぼかしが入るような咲き方になる」ということなのか?

確かに、4月中旬はすでに夏日の日もありました。群馬だとこういう咲き方になるのかもしれません。でも、気になるな〜。今日の最高気温は31℃、暑さでチューリップの葉はとっくに枯れています。掘り上げて乾燥保存しても、来春の開花は無理でしょう。よし、秋に帰省したら、スイートデザイヤとアンジェリケとチャーミングビューティーを再度購入してリベンジしよう!

関連記事「チューリップ・ケープランドギフトは豪華な八重咲き♪

寒咲きクロッカスは小輪でキュート♪

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今日(2015/05/14)の予想最高気温は31℃!明日はもっと暑くなる予報です。すでに初夏なのでした。振り返ると、今年のクロッカスは不作…。黄・白・青・紫といろいろ咲いていましたが、花数は少なかったの。腰痛に悩まされていた数年前に、プランターで管理していたすべてのクロッカスを地植えにしました。正確には、プランターを地面の上にひっくり返しただけ(汗)。

その頃は人間のほうがボロボロで、花の世話はとても無理でした。ほとんどが消滅すると思ったら、けっこう生き残ってます。ま、もう品種は不明なのですがw 花付きは悪いけれど、葉はたくさん生えているので来年に期待したいです。

原種系とも呼ばれる花期が早い寒咲きクロッカスは、小輪でかわいらしい。クロッカス・クリサントゥス(Crocus chrysanthus)から作出されたものが多いのかな。たぶん、1枚目は1月から咲き始めたドロシー(Crocus chrysanthus 'Dorothy')で、黄色の外花被片にこげ茶色の筋が走ります。ええと、この画像だとチャームポイントの外花被片のラインが見えませんねw 2月にもポツポツと咲き続けていました。

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たぶん、その次あたりに咲き出したのが2枚目のブルーパール(Crocus chrysanthus 'Blue Pearl')で、薄っすらとしたブルーが爽やかな感じ。咲き進んでも花被片がダレにくいので、ケロ的には小輪のクロッカスが好みかも。

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最後はダッチ・クロッカスとも呼ばれるやや花期が遅れる春咲きクロッカスです。クロッカス・ヴェルヌス(Crocus vernus)から作出されたものが多く、花は大きめ。この紫花はフラワーレコード(Crocus vernus 'Flower Record')だと思います。

おしべの細長い葯から黄色の花粉がこぼれだし、細かく裂けためしべの柱頭に付着しています。クロッカスのめしべは、花柱の分岐や柱頭の形が品種ごとに様々です。来春はそこらへんにフォーカスしてみようかな〜。

関連記事「クロッカスのクリサントゥス・ロマンスとシーベリー・トリカラー

八重咲きカロライナジャスミンの繁殖力

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カロライナジャスミン(Gelsemium sempervirens)は丈夫で成長が早く、花付きがよいのでフェンスなどに誘引すると素敵かも。耐寒性もけっこうあって、群馬県では屋外・防寒なしの越冬OK。紅葉した葉が残って常緑で冬を越しています。土質を選ばず、病害虫もなし。暑さや乾燥にも強くて、地植えにすれば全く手間要らずです。

このページの画像は2015/04の八重咲きカロライナジャスミン(マチン科ゲルセミウム属)で、白花のジャスミン(モクセイ科ソケイ属)とは別物の有毒植物。でも、観賞用に栽培するなら、扱いに特別な注意は要りません。植えつけて数年は花がショボショボといった感じでしたが、根が張ってからはツルをがんがん伸ばし、花もどっさり咲かせるようになりました。

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あまりに強健で雑に扱われがちですが、きれいなクリーム色の八重咲きは美しいです。黄〜黄緑色の小さな萼は5裂。ラッパ状の花の中心部には黄緑色の突起状のものがあって、これがめしべやおしべの名残りなのかな。ケロが蓄膿気味なせいかもしれませんが、香りはあまり感じませんでした。

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何度かビニタイでベランダへの誘引を試みたのですが失敗…。茶褐色のツルは上に登らず、地面を横に伸びて殖え広がろうとするの。あきらめて放置、広がり過ぎないようにツルをカットするだけにしていたら…。ケロの目線より高いところに、八重咲きカロライナジャスミンの花が咲いておりました♪2階のベランダフェンスから枝垂れてくれるとよいな〜。

関連記事「ほしいハーブ・カロライナジャスミン
カロライナジャスミンの耐寒性
カロライナジャスミンの八重咲きは香りが弱いの?
カロライナジャスミンは寒さにも強い!

八重咲きチューリップ・ホワイト バレーかな?

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「チューリップ・ホワイト バレー(Tulip 'White Valley')、ユリ科チューリップ属、秋植え球根、花期は4月上旬、草丈は45〜55cm、DE(八重咲きの早咲き)、セミダブルの白い花は大輪で花弁の外側に緑が入る」検索すると、チューリップ・プリシマ(Tulip 'Purissima')の突然変異株とありました。元は一重のフリンジ咲きだったのかな。

このページの画像は2015/03/21〜04/01の八重咲きチューリップ・ホワイト バレーではないかと思います。ええと、ホワイトバレーで画像検索しますと「豪華な白の大輪八重咲き、細長くて萼の形状を残す外花被片に緑のラインが走る」そんな花がヒットします。ぜんぜん違うんですけれども…。

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チューリップ・ホワイトバレー2015-03-31.JPG

緑色で細長く捩じれたものが外花被片なのかな?花弁化しない萼というか苞のような見た目です。咲きかけの花被片は白に薄く黄緑が混じり、どんな花が咲くかと期待したのですが…。開ききらないグシャグシャのままで終了orz 冬場の水遣りが不足していたのかも。

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花被片の付け根は黄色、中心部にはおしべの名残りらしき突起がありました。白っぽい黄緑で小さな粒が多数付いていたり、赤褐色の部分があったりします。子房や柱頭は見当たりませんでした。内部の花被片はしべが花弁化したようです。

群馬県ではチューリップは園芸上の1年草扱い。高温多湿に強い原種チューリップがいくつか生き残る程度なの。ケロの駐車場で宿根化した八重咲きチューリップはゼロ。ホワイトバレーの球根は80円で購入しました。秋に帰省したら、百合が原公演のショップでもう一度買ってリベンジしようっと。

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チューリップ・ダブルブラックの花色もダークパープル?
八重咲きチューリップ・スイートデザイヤかな?

シラー・チューベルゲニアナの繁殖力は微妙

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シラー・チューベルゲニアナ(Scilla Tubergeniana)は春に咲く小型の球根植物です。学名が変更され、シラー・ミッシェンコアナ(Scilla mischtschenkoana)の名前でも流通しているみたい。群馬では3月から開花、まだ花の少ない時期なので人目を引きます。

このページの画像はすべて2015/03のシラー・チューベルゲニアナで、地面に張り付くような感じで咲き始めます。球形の黄色の子房から伸びるめしべは棒状で白、花柱の付け根は少し曲がっていました。おしべは6本で花糸は白、葯は緑褐色で黄色の花粉がこぼれだすみたい。葯の色の微妙な変化が面白いです。

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6枚の花被片は純白ですが、裏から見ると薄っすらとブルーの筋が入っています。花のすぐ下の花柄の先には、白い小片がありました。苞なのかな。時間が経つと花茎が伸び、根生葉も展開します。1茎に付く花の数は株の充実度で決まるわけでして…。ケロの駐車場では2〜3輪とややさびしい感じです。

シラー・チューベルゲニアナは丈夫ですが、暑さには弱いのかもしれません。群馬では4月に入ると夏日の日もあって、スプリング・エフェメラル(春植物)は光合成で十分な養分を蓄えられないようです。シラー・チューベルゲニアナの剣型の葉も、すでに黄色く変色して枯れちゃってます。厳しい環境に順応しつつ、ぎりぎりでがんばっているのだろうな〜。

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シラー・ミッシェンコアナ=シラー・チューベルゲニアナ♪

八重咲き水仙のホワイトライオンとデルナショー♪

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水仙は品種が多いので細かく分類されていて、その第4区分が八重咲き水仙(Double daffodils Division-4)です。八重咲きの花は、株が充実しないときれいに咲いてくれないこともあります。が、水仙は丈夫で花付きがよいので、八重咲き水仙も手軽に楽しめます。

1〜5枚目は2015/04/06の「八重咲き水仙・ホワイトライオン(Narcissus 'White Lion')、ヒガンバナ科スイセン属、耐寒性多年草、秋植え球根、花期は3〜5月、草丈は40cm前後」です。購入時のパッケージによりますと、「花色は白い花弁+センターがクリーム色のボリューム感あふれるダブル咲き。花径10cmほどの大型八重咲き」だそうです。

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ケロ的には咲き初めで花弁の外側の緑色が目立つ時期も好みです。開ききると白とクリーム色のバランスがよく、明るくて爽やかな印象。大輪でゴージャスに咲いてくれました♪

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分類は4W-Y(花弁が白、花弁化した副冠やしべが黄色)かな。中心部には花弁化した副花冠やしべがぎっしり。付け根はいずれも黄緑色、先の方は全体が白だったり、縁が葯の名残りなのか黄色だったりといろいろです。白や黄緑で線形の花弁化しきらないものもありました。退化したおしべ(薄い黄緑色の花糸、白に近いクリーム色の細長い葯)も残っていますが、花粉は出ていなかったはず。

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最後の2枚は2015/04/22の八重咲き水仙・デルナショー(Narcissus 'Delnashaugh')で、こちらも「アプリコットピンクのフリルと白の花弁が重なりあう豪華な大輪の八重咲き水仙」だそうです。4W-Pになるのかな。咲き始めは白に淡いピンクでかわいらしいの。画像ではわかりませんが、副花冠やしべが花弁化した中央付近では、白や杏色の縁に黄色や黄緑も混じっていました。中心には葯の名残りらしき黄褐色の突起があったかな。

咲き進むと花弁化したアプリコットピンクというかピンクベージュの部分が筒状に変形したり、やや色がくすんできたりで好みが分かれるかもしれません。ニセコのペンションでひと遊びして帰ってくると、雨に打たれてちょっとくたびれておりました。来年は花の盛りにじっくり観察したいな〜。

さて、「水仙は八重咲きでも毎年美しく咲いてくれる」と書きましたが…。もう1種類の八重咲き水仙・リップ ヴァン ウインクル(Narcissus 'Rip Van Winkle')は植えつけた翌春だけ開花して、2年目3年目は咲いていませんorz リップ ヴァン ウインクルの花は近所のお庭でも見かけますから、育てにくいとか花付きが悪いとかではないはず。う〜ん、葉が枯れたら、掘り上げて球根をチェックした方がよいのかも。

関連記事「ナルキッススのブルボコディウムとテータテートとトリアンドルス・タリア

アジュガ・レプタンスの紫とピンク

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アジュガ・レプタンス(Ajuga reptans)は丈夫で繁殖力もあるグラウンドカバーの優等生です。苗を地植えにすれば放任でOK、青紫の花も美しい。アジュガ・レプタンス・ピンクエルフ(Ajuga reptans 'PinkElf')はその桃花種で、こちらも強健で花付がよいの♪桃花種は基本の紫花種よりやや弱いと言われます。が、ピンクエルフも匍匐茎でドンドン殖え広がり、今のところ弱る気配はありません。

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1〜5枚目は2015/04のアジュガ・レプタンス・ピンクエルフです。花茎に粗い鋸歯がある卵形の葉が重なり合うように対生し、葉の間にいくつもの蕾が輪状に集まっています。葉の表は緑、裏は緑〜茶褐色かな。

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短い花柄の先にたくさんの唇形花を付けます。萼は緑〜茶褐色で5裂し毛がある。花弁の裏にも毛があって、開きかけの蕾の先でよく目立つの。上唇は小さくて目立たず浅く2裂。下唇は大きめで3裂、中央の裂片の先はさらに浅く2裂。下唇の周辺部はピンク色が濃く、奥のほうは薄い。おしべは長短2本ずつの計4本、花糸は白で茶褐色の葯から黄色の花粉がこぼれます。めしべは白に近い薄いピンクで、柱頭は2裂。5枚目の画像はめしべを確認するために花冠を縦に裂いています。

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最後の2枚はアジュガ・レプタンスで、ケロ的にはこっちの配色のほうが好みかも。濃い青紫の模様がくっきりと出て、白い毛とのコントラストも決まっています♪

ちなみに、「4月の花――アジュガ」を参照させて頂きますと、「アジュガ・レプタンス(Ajuga reptans)をセイヨウキランソウとかセイヨウジュウニヒトエと呼ぶのは、キランソウ(Ajuga decumbens)やジュウニヒトエ(Ajuga nipponensis)やジュウニヒトエとキランソウの雑種であるジュウニキランソウ(Ajuga x mixta)と紛らわしい」とのことです。なるほど〜。

キランソウはケロの駐車場でも開花中ですが、ジュウニヒトエの実物は見たことがありません。山野草のネット通販でも扱いは少ないみたい。絶滅危惧種だそうなので採集はよろしくないだろうし、入手は難しいのかな?

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チューリップ・ダブルブラックの花色もダークパープル?

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「チューリップ・ブラックダブル(Tulipa 'Black Double')、ユリ科チューリップ属、花期は4月(中生種)、草丈は20〜40cm、深みのある黒紫の八重咲き」ブラック系一重咲きであるチューリップ・クイーンオブナイト(Tulipa 'Queen of Night')の枝変わり(突然変異)を選別した園芸品種が八重咲きのチューリップ・ブラックヒーロー(Tulipa 'Black Hero')。そのブラックヒーローの選抜園芸品種がブラックダブルなのですが…。

このページの画像はすべて2015/04のチューリップ・ダブルブラックです。過去記事のブラックヒーローとダブルブラックの画像を見比べても、ケロ的には違いがないような気がする(笑)。花色は黒と言うよりも、濃い赤紫です。ま、花色は個体差もあり、栽培環境にも左右されるのでしょう。

細長い黄色の葯が癒着している花被片もあってアクセントになっています。おしべが花弁化しているのかな。外花被片の外側はくすんだ緑と黒紫で、周辺は濃い赤紫。萼何だなあと納得できます。花被片の内側は濃い赤紫で、付け根付近は黄・緑・白が混じっているの。

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太い黄緑の花柱に見えるのが子房で、その先端のいびつに5裂している部分が柱頭かな。中央には白い花糸と黄色の葯のおしべが何本か残っていました。解剖した時には花粉はほとんど出ておらず、退化しているようです。う〜ん、ダークパープルの花色は好きです。が、これをブラックと呼ぶのはどうかな…。

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ナルキッススのブルボコディウムとテータテートとトリアンドルス・タリア

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ペチコート水仙=ナルキッスス・ブルボコディウム(Narcissus bulbocodium)には、いくつもの亜種と変種があってコレクション向きかもしれません。花被片が小さな切片に退化した花姿が独特です。ただ、レアな品種の球根はけっこう高額…。ケロの駐車場のペチコート水仙は、もちろんスタンダードな基本品種ですw

細長い線形の葉で十分な光合成ができるのかと心配になりますが、非常〜に強健なの。水仙は秋植え球根として売られていますが、ペチコート水仙はこぼれ種からの発芽もあって繁殖力抜群♪

ペチコート水仙2015-03-24.JPG

ペチコート水仙2015-03-24-2.JPG

1〜4枚目の画像は2015/03のナルキッスス・ブルボコディウムで、1茎1花だけど今年もあちこちで満開でした。3・4枚目の画像は咲き初めなので、6本のおしべの内の1本だけが長めで花粉がこぼれ出しています。残りの5本も退化したわけではなく、やがて花粉を噴出すのです。

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黄水仙=ナルキッスス・ジョンキル(Narcissus jonquilla)に続いて開花が早かったのはスイセン・テータテート(Narcissus cyclamineus cv. Tete a tete)です。ペチコート水仙と同様に背が低く草丈は10〜20cmかな。1茎に2〜3個の花を付け、こちらもにぎやかに開花してくれました。少しうつむきがちに咲く姿がかわいらしい♪

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最後は2015/04のナルキッスス・トリアンドルス・タリア(Narcissus triandrus 'Thalia')で、純白の花が清楚な印象です。テータテートよりやや背が高いので、背景に植えて白と黄のコントラストを楽しもうと思ったのですが…。花期が半月以上ずれていてちょっと無理でした(笑)。

8枚目の画像は、光線の加減ではなく副花冠の色が違います。右は普通に白、左はクリーム色なのでした。開花直後はクリーム色で、すぐに白く変わるのでしょうか?来年再チェックしてみなくては。子房の中には白い粒状の胚珠が詰まっています。テータテートやトリアンドルス・タリアもこぼれ種から発芽するのかな〜。

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ナルキッスス・トリアンドルス・タリアは天使の涙♪

チューリップ・ケープランドギフトは豪華な八重咲き♪

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「チューリップ・ケープランドギフト(Tulipa 'Gerbrand Kieft')、ユリ科チューリップ属、花期は4〜5月、草丈は30〜50cm、花色は赤で白の覆輪八重咲き」PCに整理していた画像やデータが消えちゃったのであいまいですが、帰省時にユリが原公園のショップで買った遅咲きの八重咲きチューリップだったはず。

花弁の濃い赤と縁の白のコントラストが素敵♪豪華な八重咲きです。八重遅咲き系(Double Late)は草丈があるはずですが、ケープランドギフトはそれほど背が高くなかったと思う。栽培環境のせいかもしれません。園芸品種名の表記はオランダ語なのでしょうか?ケープランドギフトとは読み取りにくい気がしますw

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一部の花弁の端にはチョコレート色の葯が残っていますから、おしべが花弁化したようです。このこげ茶色の葯も花色のアクセントになっているの。

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花弁の付け根の内側、子房、めしべの柱頭、おしべの花糸は薄いクリーム色。花弁の付け根の外側は黄緑色。おしべの葯はしっとりしたチョコレート色で、そこから同色の花粉がこぼれ出していました。チューリップは花柱のように見える子房に柱頭が張り付くタイプの花で、柱頭は3裂していることが多いのですが…。

このケープランドギフトの柱頭はいびつに裂けている感じです。また、通常は6本のはずのおしべが5本でした。「チューリップのおしべの数」を参照させて頂きますと、「園芸植物は、品種改良によっていろいろな遺伝子を変化させているので、奇形が出やすい」あるいは「たまたま成長条件の異常」と考えられるみたい。

何年か観察すれば、どちらの原因によるものかわかるのですが…。チューリップは耐寒性多年草の秋植え球根といっても、園芸上は1年草です。群馬県内の昨日(2015/04/28)の最高気温は32度!チューリップが光合成で十分な養分を蓄える前に、暑さで葉が枯れます。ケロの駐車場で八重咲きチューリップが宿根化した経験はないのです(涙)。

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水仙は育てやすさNo1の球根植物♪

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球根植物は毎年楽しめるはずですが、環境が合わないといつの間にか消えちゃうものも多いです。数年は元気でも寿命が短かったり、消滅しなくても2年目以降は花がショボくなるものもあります。そんな中で、水仙のほとんどの品種は強健で栽培は簡単、耐暑性・耐寒性があって地植えで放任OK。品種も豊富で、たいてい花付きもよいのです。

このページの画像はすべて2015/03/17〜04/03の水仙で、1・2枚目は大杯水仙・ブラッケンハースト(Narcissus tazetta 'Brackeheurst')のはず。黄色の花被片とオレンジ色の副花冠のコントラストがよい感じ。「蕾を包んでいた薄皮状の苞、外花被片と内花被片が3枚ずつ、めしべが1本でおしべが6本、中央に筒状の副花冠」という花の作りは一重咲きの水仙に共通です。

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開花が一番早かったのがジョンキル水仙(Narcissus jonquilla)で、こちらは黄水仙、匂い水仙、香り水仙、糸葉水仙と呼び名がいろいろあります。筒状で細長い線形の葉は繊細そうに見えますが、丈夫でよく殖えるの。ただ、香りはあまり強くなかったような気がします。ケロが蓄膿気味のせいかな?あれっ、花被片が5枚ですね。過去記事の画像では6枚です。奇形の花でしょうか?

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4枚目はたぶん品種不明の大杯水仙だと思います。花の見た目は小杯スイセン 'バレット・ブローニング'(Narcissus 'Bullet Browning')や口紅水仙=ポエティクス水仙(Narcissus poeticus)にも似ていて…。PCの故障で品種ごとに整理した画像フォルダがなくなったので、もう細かいことはわかりませんw カップ咲きが大杯か小杯かは、パッと見には判断しにくいように思う。

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最後はケロが引っ越してくる前からあったらしき野良の水仙で、こうした株も何種類かあります。ただ、過去記事に書いた房咲きになる日本水仙は見当たりません。購入した時に品種を勘違いしたのかも。どこに植えたのだったかな〜。

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サギゴケ=マズス・ミクエリイは白花が最強!

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サギゴケ・白2015-03-30.JPG

サギゴケ=マズス・ミクエリイ(Mazus miquelii)は紫、白、ピンクなどの花色があり、暑さ・寒さ・踏み付けにも強いグラウンドカバーの優等生です。湿生植物ですが、乾燥にもけっこう耐えられます。ただ、繁殖力や強健さは白花のサギゴケ(Mazus miquelii f. albiflorus)が圧倒的で、混ぜて植えると他の花色はいつの間にか消えちゃうかも(汗)。

去年は紫花も残っていましたが、今年は白花オンリーです。トロフネを撤去して水遣りが減り、乾燥に強い白花種だけが生き残ったのかな?紫花のほうが基本種のはずなのに、なぜか白花の方が丈夫なのです。匍匐茎で殖え広がり、湿り気のある場所へと1m以上移動してきました。

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このページの画像はすべて2015/03/30と04/01のサギゴケで、粗い鋸歯のある葉は冬も半常緑で残ります。「茎では互生、匍匐茎では対生」とありますが、茎は寸詰まりで短く互生かどうかは見た目ではわからないみたいです。筒状の萼は5裂。唇形花の下唇の中央の凸が目立ちますが、裏から見ると凹んでいます。

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立ち上がる上唇は小さめで先端は2裂。大きな下唇は3裂、下唇の中央は2列に盛り上がり細かな毛が密生し、黄斑が目立ちます。おしべは花糸も葯も白、長短2本ずつで4本。めしべは花柱も柱頭も白、柱頭は平べったい扇形、上唇に沿って伸びおしべより少し長い。

咲き進むと3裂する下唇は両側の切片が横に開き、花の印象は変わるのです。細かい毛に覆われた下唇の出っ張りのモコモコ感がよいw 白に黄色のスポットもグッド♪ただ、ムラサキサギゴケ(Mazus miquelii)の「薄紫+白地にオレンジ色のスポット」という配色も好みでした。また買ってきて、シュロガヤツリの周りに植えてみようかな〜。

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スノーフレークの苞

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スノーフレーク=レウコジウム・エスティバム(Leucojum aestivum)とスノードロップ=ガランサス・ニバリス(Galanthus nivalis)は名前が似ています。和名も前者がオオマツユキソウ、後者がマツユキソウです。でも、両者は花期も草丈も丈夫さも異なります。花や葉の見た目も違うし…。ま、どちらも涼しげな白花が雪のイメージなのでしょう。

スノーフレークは強健で繁殖力も強いです。秋植え球根ですが、道端で野生化していますからこぼれ種からの発芽もあるんじゃないのかな。暑さ・寒さによく耐えて大株に育ち、株の寿命も長いの。どこからか紛れ込んだスノーフレークは、ケロの駐車場の端っこで草丈50cmくらいに育っています。小さくて殖え難いスノードロップとは比較にならない強健さで、完全放置でOK(笑)。

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このページの画像はすべて2015/03/30と04/01のスノーフレークで、半日陰に生えていますが花付きはよいの。花茎はやや幅があって平べったい感じ。花茎の先端に2つ折りの細長い鞘状の苞があり、苞の裂け目から細長い花柄が伸びます。蕾は薄い黄緑色で先のほうは緑色が濃く、上のほうから開花。1茎に4〜5個の花が咲いていました。

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釣鐘状の白花は6枚の花被片からなり、それぞれの先端に緑の斑が入る。おしべは6本で花糸は白、黄色の葯が目立ちます。めしべの花柱は白で先が黄緑色、さらに先端の柱頭は白。花被片はやや光沢があり、内側を見ると縦に走る花脈が目に付きます。

うつむいて咲きますが、花の作りは確認しやすいです。花被片とめしべの先の緑斑がチャームポイント♪スズランズイセンという別名がしっくりきます。

4月も下旬となり、すでに花は終わりかけ。濃い緑の子房が膨らみ、萎れた花弁やしべは脱落が近そうです。株が充実しているので、そろそろこぼれ種からの発芽があるかも。来年は引っこ抜かないように、慎重に除草しなくてはw

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スノードロップはガランサス・ニバリスかな?

リュウキンカかな?エンコウソウかな?

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ニセコのペンションで清遊してまいりました〜。朝食のバイキングがうまかった♪羊蹄山を眺めながらのドライブ途中で立ち寄った「ふきだし公園」も印象に残っています。溢れ出す湧水の中に咲くエゾノリュウキンカ(Caltha palustris var. barthei)が素敵でした。

エゾノリュウキンカはリュウキンカの変種で、水辺や湿地に咲く耐寒性多年草。キンポウゲ科ですが有毒植物ではなく、ヤチブキとも呼ばれアイヌ料理に使われてきたのだとか。山菜として販売されているはずですが、あまり流通していません。蕗に似た長い葉柄がある根生葉はけっこうでかいの。ワイルドな外観ですが、暑さに弱く関東以西では見かけないようです。

さて、一時はいくつものトロフネを駐車場に並べ、水生・湿生植物に凝っておりましたが…。腰を痛めて以降、トロフネはすべて処分。地植えにして水遣りもせず、ほとんどが乾燥に負けて消えてしまいましたorz が、リュウキンカは何とか生き残って開花中です。エンコウソウ(Caltha palustris var. enkoso)とリュウキンカ(Caltha palustris var. nipponica)の見分け方は過去記事に譲りますw 個体差もあるし、両者の中間形態もあってケロにはよくわかりません(汗)。

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このページの画像はすべて2015-04-22と04-23のリュウキンカかエンコウソウです。花茎は長めで、直立しているものもあれば、日照を求めて横に這っているものもあります。花弁化した萼は5枚(4〜7枚と個体差あり)で、鮮やかな黄色ですがヒメリュウキンカ(Ranunculus ficaria)のような光沢はありません。花茎に付く葉は小さめで扇形、葉柄は短く、鋸歯があって葉脈が筋になっています。

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蕾を見ると萼が花弁化したと納得できます。裏から見るとうっすらと黄緑色が混じっています。ヒメリュウキンカは花弁化した萼の下に本来の萼が残っていますが、リュウキンカは花弁化した萼しかありません。この点で、両者は花のつくりが違います。

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咲き始めは中央の集まっていためしべ(最後の画像の花では6個)がやがて開き気味になります。やや太目の黄緑色の子房と花柱の区別はつけにくい。先端の柱頭は黄色っぽいかな。子房の周囲に短くまとまっていた多数のおしべも、やがて花糸がのびて横に開き黄色の葯が目立つようになる。

リュウキンカはヒメリュウキンカとは異なり湿生植物です。鉢植えをひっくり返した場所が、地植えのシュロガヤツリ(Cyperus alternifolius)の傍だったことが幸いしました。シュロガヤツリにはお水をあげているし、半日陰で夏の日差しも遮られます。来年は根生葉をチェックして、リュウキンカかエンコウソウかを見分けられるようになりたいな。

関連記事「エンコウソウとリュウキンカの区別は微妙
エンコウソウとリュウキンカの中間形態?

アオキの雄花♪

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アオキ(Aucuba japonica)は葉も若い樹皮も青い常緑低木です。日本原産なので育てやすく、近所の公園にも葉に黄色の斑入りの品種が植えられています。日陰にも耐える陰樹で、暑さ・寒さにも強い優等生。緑の葉と長楕円形の赤い実のコントラストを楽しもうと、挿し木してみたのですが…。アオキは単性花で雌雄異株。で、挿し木で作った株はどちらも雄花の雄株でした〜。

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ま、枝先に付ける円錐花序は、雌株より雄株のほうが大きくて目立ちます。このページの画像はすべて2015/04/06のアオキで、「花径1cmほど、4枚の花弁は紫色で先は尖る。花の中央は緑色の花盤、その周りのおしべは4本。花糸は太めで短く紫色、葯はクリーム色」蕾は角ばっていて、紫の筋が十文字に走っています。

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「花弁は裏から見るとくすんだ黄緑色で、縁は紫色。黄緑色の萼筒は丸っこくて、先の4箇所が尖っている」「アオキ」の画像を参照させて頂きますと、花弁やおしべが3〜5と不規則な花もあるのですね。

画像はないのですが、花柄は1箇所から3本ずつセットで左右両側に伸び(つまり、合計6本)ているみたい。それぞれの花柄の付け根に2個ずつ小さな突起があるのです。これが成長すると、さらに3分岐の花序が発達するのかな?

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成長が早いと思っていたのですが、根付いて開花するまで7〜8年かかったはずです。生育環境に大きく左右されるのでしょう。水はけの悪い日陰で枯れもせず樹高1mくらいに育ったのですから、やはり強健♪アオキの雌花はおしべがなく、柱頭が膨らんだ黄緑色のめしべだけです。どこかで雌株を見つけて挿し木したいな〜。

関連記事「アオキの挿し木は簡単だけど
アオキの挿し木

ヒメリューキンカのアカガネとサラダボウルは行方不明…

ヒメリューキンカ2015-02-21

ヒメリュウキンカ(Ranunculus ficaria)は丈夫な耐寒性多年草ですが、品種によって強健さに差があるのかもしれません。腰痛でガーデニングをあきらめた頃、冬季の室内での鉢植えの管理(日中ベランダに出すとか)は無理と、地植えにしました。地植えというか、移植ゴテでちょっと穴を掘り、そこに鉢をひっくり返したのでしたw

それでも、7〜8割のヒメリューキンカが生き残ったようです。地下では根茎が芋状に太ってどんどん繁殖するイメージがあります。が、今のところ、成長のスピードはゆっくり目かな。このページの画像は2015/02〜04のヒメリュウキンカで、1枚目は2月中旬から咲いていた基本種です。この株は他よりも一回り大きく育っています。

一重咲きは花弁(花弁化した萼)が8枚程度(枚数は個体差があって不規則)で、光沢があって輝いて見える。中央の黄緑色の子房には、短い筒状のめしべが多数集まっているのかな。それを取り巻くたくさんのおしべの葯の黄色も鮮やかです。

ヒメリューキンカ2015-03-25

ヒメリューキンカ2015-03-25-2

ヒメリューキンカ2015-03-31

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ヒメリューキンカ2015-03-30

2枚目はやさしいクリーム色、3枚目は葉が黒紫、4枚目は黄色の花弁に黄緑色が混じっている、5枚目は花弁の裏が緑褐色、6枚目は白花。花弁の数はこの画像でも7〜11とバラバラです。花を裏から見るとわかりますが、花弁(花弁化した萼)の下にさらに萼があります。萼は半透明の丸っこいカップ状で3〜4枚。

ヒメリューキンカ2015-03-25-4

ヒメリューキンカ2015-04-06

ヒメリューキンカ2015-04-06-2

最後の3枚は八重咲きで、こちらも花弁(花弁化した萼)の他に萼があります。花弁は裏が色変わりになっているものも多く、平開する前の咲きかけが見ごろです。う〜ん、花がオレンジ色のヒメリュウキンカ 'アウランティアカス'(Ranunculus ficaria 'Aurantiacus')=アカガネヒメリュウキンカとか、緑色のヒメリュウキンカ 'サラダボウル'(Ranunculus ficaria 'Salad Bowl')あたりは消滅したっぽいorz

かなりの種類が生き残ったと思ったのですが、小さな株はこぼれ種から発芽した可能性もありますね。花がら摘みをサボってますからw 消えたものあり、交雑したものありで、すでに品種の特定は困難かも(汗)。

関連記事「ヒメリュウキンカは春の妖精♪
ヒメリュウキンカの発芽率

ヒヤシンス・ダッチ系の交通事故orz

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子供の頃に水栽培で咲かせた記憶がありまして、郷愁を誘われるのがヒヤシンスです。ただ、花後に花壇に植えても、2年目以降の開花はパッとしなかったように思います。なので、耐寒性の強い球根植物ですが、ケロ的には「ヒヤシンスは園芸上の1年草」という位置付けでした。

でも、ローマンヒヤシンス(Hyacinthus orientalis var. albulus)が地植えの植えっ放しで元気に咲き続けています。それに気をよくして、ダッチヒヤシンス(Hyacinthus orientalis)の球根(鱗茎)も植えてみました。水はけのよい弱アルカリ性の土壌がよいのですが、苦土石灰で中和するのはめんどうなので…。酸性が強い駐車場にそのまま植え付けw

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剣型の葉はやや肉厚で幅があります。ダッチ系のヒヤシンスは1球から1本の太い花茎を立ち上げ(この球根は1本目が枯れた後、小さめの2本目の花茎にも花が咲きました)、総状花序に密に花を付けるの。短めの花柄の先の筒状の花は花冠の先が6裂して反り返り、下から咲きあがります。花色は赤となっていましたが、濃いピンクかな。開ききっても、奥のしべの様子はよくわかりません。

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解剖してみますw 花筒の奥にある球形の子房は白〜薄い緑褐色。めしべは短く花柱はピンク、柱頭は軽く3裂し黄色(これは付着した花粉の色だと思います)。おしべは6本で花糸はピンク、葯は黒。薄っぺらい三角形の花糸は花弁と子房の間にあって、子房に張り付いているみたい。葯からは花粉が噴きこぼれています。

1〜5枚目の画像は2015年3月中旬〜4月の初めのもので、花茎が傾いているのはトラックに轢かれかけたからです(涙)。宅配便のお兄ちゃんが駐車場で切り返す時に、レンガで囲った花壇に突っ込んでしまいました。直撃されたチューリップは、土にめり込んで即死orz すぐ脇をタイヤが通過したヒヤシンスも、横の土が凹んで傾いてしまったのでした。なんてこったい〜。

ヒヤシンス・青2015-03-30.JPG

ヒヤシンス・青2015-03-31.JPG 

6〜9枚目も2015年3月下旬〜4月初めのダッチ系ヒヤシンスの青で、ピンクに少し遅れて開花。ライトの光では青紫に見えますが、自然光下では鮮やかなコバルトブルーです。子房は白→くすんだ灰色(時期によって変化します)、めしべの花柱は青紫、おしべの花糸も青紫。小さな三角形の花糸は花筒にくっついていてわかりにくいです。花筒の底には蜜が溜まり、甘い香りが漂っていました。

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花が萎れかけたら、ひとつずつ花柄から摘んで球根の肥培を図るのがよいみたい。花茎ごとはさみで切り取ると「切り口から雑菌が入って腐ってしまうことがある」のだとか。交通事故のアクシデントはありましたが、1年目の開花には満足です♪来年度の花付きはどうなるのかな〜。

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ローマン・ヒヤシンスvsダッチ・ヒヤシンス

シラー・シビリカが殖えないわけ

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表記はシラー・シビリカ(Scilla Sibirica)となっていたり、シラー・シベリカ(Scilla Siberica)となっていたりでして…。ケロにはどちらが正しいのかわかりませんw 早春に咲く草丈の低い球根植物で、寒さに強いけれど高温多湿は苦手です。涼しくて梅雨のない北海道の気候が向いているのかも。

このページの画像はすべて2015/03/23のシラー・シビリカで、透明感のある青系統の花が美しいです。1茎に数輪咲きますが、花付きはまばら。これは球根の状態次第なのでしょう。花茎から花柄が伸び、花柄の付け根には苞らしき小片が見えます。花茎も花柄も茶褐色。花弁は6枚で内側は水色に濃い青のラインが走り、外側は青色が濃いめかな。可憐で美しい花だと思う。

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球形の子房は黄緑色。棒状のめしべは花柱が白→青、柱頭は濃い青。おしべは6本で花糸は白、葯は青→紺。花糸の先端付近は薄い青、葯の色は時間がたつと変化していくの。最後の画像の花は終わりかけで、葯は萎みかけ色はくすんでいます。最初の蕾が地際で開きかける頃は、鮮やかなスカイブルーでもっともプリティに見えるのでした♪

シラー・シビリカは球根の肥培がうまくいかず、花付きはまばらです。でも、花数が少ないのも風情があって、それはよいの。問題はだんだん減って消滅の危機にあることorz 群馬の梅雨から真夏は高温多湿なので、気候条件があっていないこともあります。加えて、夏に休眠するまでに十分な光合成ができていないようにも思う。剣型の小さな葉が生えますが、背が低いので雑草に負けちゃうのです。で、除草するのですが、間違えてシラー・シビリカの葉もちぎり取るのが毎年のパターン(汗)。

関連記事「シラー・シベリカは繁殖力が弱いかも
シラー・シビリカは青い宝石だけど…

ローマンヒヤシンスのめしべとおしべ

ローマンヒヤヒンス2015-03-17

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売られているヒヤシンスの球根はたいていダッチヒヤシンス(Hyacinthus orientalis)です。球根(鱗茎)は大きく、花も密に咲きますが、自然分球による繁殖力はあまりありません。育て方によっては2年目以降の花付きが悪くなることも多いはず。近所のお庭の花壇は、青紫色のヒヤシンスで縁取られていて、連続して元気に開花しており不思議だったのですが…。

検索していてローマンヒヤシンス(Hyacinthus orientalis var. albulus)だと気がつきました。花付きはまばらですが、1球から複数本の花茎を立ち上げて毎年よく咲きます。繁殖力も強くて自然分球で殖え広がるのです。やや寒さに弱いと言われますが、−5℃になる北関東では、防寒なしの地植えで全く問題ありません。4〜5年植えっ放しで花がら摘みもしていないけれど、成長が弱る気配なし。丈夫です!

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このページの画像はすべて2015/03/17のローマンヒヤシンスで、ケロ的には蕾が膨らんで咲きかけの頃が好みかな。ライトの光で写すと薄紫色に見えますが、自然光下だと花色は青です。茶褐色の花茎から花柄を伸ばします。花柄の付け根の白い付属体は苞かな?長めの花筒の先は深く6裂して反り返ります。

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おしべは6本、花糸はごく短いのかほとんど見えず、葯は黒紫で黄色の花粉が噴出して黒・黄のツートンカラー。カップ状に膨らんだ花筒基部に球形の子房があり、短いめしべが突き出す。子房と花柱はくすんだ青紫色、ちょっと膨らむ柱頭は白っぽく見えました。奥にあって観察しにくかったおしべの葯は、クリーム色の花粉が噴きこぼれていてきれいなの♪

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ヒヤシンス・ダッチ系の交通事故orz
ローマン・ヒヤシンスvsダッチ・ヒヤシンス

ミニアイリスの丈夫さもいろいろ

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球根タイプのダッチアイリス(Dutch iris)はオランダで作出された園芸品種で、とても丈夫です。ケロの駐車場でも、黄花のダッチアイリスが植えっ放しでよく殖えています。あちこちで開花しているので、分球だけではなくこぼれ種からも発芽するのでしょうか?

球根アイリスの中で草丈が10cmほどまでのアイリス・レティキュラータ(Iris reticulata)などを、ミニアイリスと総称しているようです。場所をとらず、庭の前景や鉢植えでも楽しめます。ただ、丈夫さや繁殖力には差があるように思うな。

黄色のアイリス・ダンフォルディア(Iris danfordiae)は数年も花を見ていないので、たぶん消えちゃったのでしょう。水色のアイリス・ヒストリオイデス・キャサリンホドキン(Iris histrioides 'katherine Hodgkin')は、咲いたり咲かなかったりであまり殖えていない感じです。去年は花を確認でしましたが、今年はダメみたいorz

青色のアイリス・レティキュラータ・キャンタブ(Iris reticulata 'Cantab')と、紫色のJ.S.ダイト(Iris reticulata 'J.S. Dijt')は丈夫♪地植えで放任OKです。特にJ.S.ダイトは自然分球でよく殖えます。地植えにして4〜5年になりますが、植え替えなしで生育に衰えは見られないみたい。

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データや薀蓄は過去記事に譲りましてとw 1枚目は2015/03/12のアイリス・レティキュラータ・キャンタブで、毎年元気に開花してくれます。2〜4枚目は2015/03/17のキャンタブで、先端が2裂した花弁状のめしべが外花被片に覆いかぶさって密着。外花被片の先にある黄斑は少し盛り上がっていて鮮やか。おしべの白い花糸はペラペラでめしべに張り付き、細長い葯は黄色で大きめ。葯のちょっと上に透明なセロファン状の柱頭があります。黄色の花粉が付着しているのが見えるでしょうか?

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5〜8枚目は2015/03/17のJ.S.ダイトで、外花被片の内側は中央に黄のライン、そこから周辺へ白→紫、黄と白の部分に黒紫の斑点が散っています。美しい配色です。外側は紫とくすんだ黄緑かな。こちらの方がセロファン状の柱等を確認しやすいかも。来年はキャサリンホドキンの花を見たいものです。

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アイリス・ヒストリオイデス・キャサリンホドキンの花色♪
アイリス・ダンフォルディアはやや暑さに弱いのかも

ヘレボルス・オリエンタリス=レンデンローズの白と赤紫♪

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クリスマスローズは冬に咲くと思っていましたが、それは狭義のクリスマスローズ=ヘレボルス・ニゲル(Helleborus niger)のほうでして…。ケロの駐車場のヘレボルス・オリエンタリス(Helleborus orientalis)は春咲きの無茎種でレンテンローズ(Lenten rose)とも呼ばれています。

頂き物の小苗は開花までに時間がかかり、昨年の春にようやく品種が判明しました。根がよく張る丈夫な無茎種で、地植え向きです。梅雨〜真夏の高温多湿にもよく耐えます。花が咲く頃に葉が茶褐色になって枯れるので、病気かと不安でした。が、落葉タイプの無茎種は、冬に古い葉はカットするのが正解らしいです。今年は花数も増えて、徐々に大株になってきました♪

データや薀蓄は過去記事に譲りましてと。ていうか、「若泉ファーム」のサイトを見ると、プロの情報がぎっしりで付け加えることは何もないです(笑)。これでもかというくらい多数の品種のクリスマスローズの画像がアップされています。ただ、お値段は安くないかもw

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1〜4枚目は2015/03/17のヘレボルス・オリエンタリスの一重咲きで、花弁に見える萼はシックなピンクローズで花脈が走り、付け根は濃い臙脂色。外側のほうが色が濃く、花脈もはっきりしています。蕾を包んでいた苞葉は紫がかった緑色でいい感じ。おしべは多数で花糸は白〜薄い黄緑色、葯はクリーム色。中央のめしべはおしべより少し長く、柱頭はクリーム色、花柱は赤紫色、子房は黄緑色。

この花のめしべは4本に見えます。過去記事のめしべは3本で、めしべの数は不規則なのかも。子房から分かれています。キンポウゲ科なのでめしべが複数なのだと思うけれど、どうなのでしょう。おしべの周り、萼の付け根には、花弁が退化した濃い赤紫色の蜜腺(ネクタリー)が十数個あります。

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5・6枚目は2015/03/24、7・8枚目は2015/03/18で、こちらは白のシングル。花弁に見える萼が白で付け根が薄い黄緑色、ネクタリーは黄緑色。色違いなだけで、花の作りはローズピンクと同じです。ネクタリーは筒状の付属片になっているのでした。来年は、どちらの花数も増えてくれると思います♪

関連記事「ヘレボルス・オリエンタリスは春咲きクリスマスローズ♪

フクジュソウが36,750円?

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フクジュソウ(Adonis ramosa)は寒さに強く、花期が早春なので別名は元日草(がんじつそう)や朔日草(ついたちそう)。検索すると「旧暦1月1日は、通常雨水(2月19日ごろ)の直前の朔日であり、1月21日ごろから2月20日ごろまでを毎年移動する」とあります。けっこう幅があるんですね。

フクジュソウの花期は「暖地では1月から、寒冷地では4月から」らしい。こちら北関東でも、年末年始にホームセンターで鉢物が売られています。ハウス栽培された株なのでしょう。では、群馬で地植えにすると花期はいつごろになるのでしょうか。ケロの駐車場では、1月下旬〜3月中旬あたりです。

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1〜3枚目の画像は順に、2015/01/31,02/17,01/29で、過去記事をコピペすると「咲きかけのフクジュソウで、黒っぽい赤褐色の鱗片葉が裂けると灰色っぽい褐色の萼に包まれたつぼみが現れるの。襟巻きのような灰褐色の小さな葉がかわいらしい。ケロ的には、茎が伸びて緑色の葉が茂る前の、この時期のフクジュソウがキュートで好みです」茎が伸びる前の地際で咲き始める頃が愛らしい。

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最後は2015/02/19で、2月中旬以降は満開になり、羽状に細かく裂けた互生する葉も緑に変わりワイルドな印象になります。きれいにそろっていた多数のおしべも、開いてバラけてくる。中心のめしべの集まりも黄緑色が濃くなる感じかな。この株は半八重咲きで花弁が十数枚、萼片はたぶん5枚。裏から見ると、花弁は黄色で萼片は薄い褐色です。ひとつの茎にいくつかの花がにぎやかに咲いていました♪

根茎を乾燥させたものは利尿や強心作用のある生薬として利用されるそうですが、全草に強い有毒成分を含みますから素人には扱えません!画像検索すると、根は黒褐色のひげ根の集まりに見えます。双子葉植物なのだから、根塊から伸びているのは側根なのかな?根がよく伸びるので、鉢植えだと数年おきに秋の植え替えが必要らしい。地植えだと植えっぱなしでいけるんじゃないかと思います。

古典園芸植物なので、花色も咲き方もいろいろです。ナーセリーの「福寿草の部屋」をながめていると、思わず欲しくなる逸品がたくさんあります(笑)。ただ、古典園芸植物はものによっては、お値段が天井知らず。別の通販サイトで36,750円の福寿草を見つけてビックリ〜。クリックして確認すると、21,600円で販売されたのかな?ケロには縁のない世界ですが、「珍しい品種が手に入るなら高くない」ってマニアの方もいるのでしょうね。

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フクジュソウは地植え向き

ネリネはボーデニーよりウンズラータがお勧め?

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ネリネはキラキラした花被片が印象的で、別名はダイヤモンドリリー。出回っているのはネリネ・サルニエンシス(Nerine sarniensis)の園芸品種が中心、赤・ピンク・オレンジ・紫・白など花色も豊富です。ただ、耐寒性は強くなく、鉢植えで管理するのが普通でしょう。ケロ的には耐寒性があって、地植えにできるといわれている常緑タイプのネリネ・ウンズラータ(Nerine undulata)や夏成長タイプのネリネ・ボーデニー(Nerine bowdenii)が希望でした。

で、海外通販でポッタートン・ナーセリーからボーデニーの球根を10種類購入したのですが…。結局、花を確認できたのは1〜2種類で、いつの間にか腐って消滅(涙)。当初は鉢植えで、冬は室内管理でした。0℃を下回らないと、半枯れで葉は残るみたい。でも、管理が面倒なので、2年目以降は休眠させて越冬。冬は問題ないのですが、梅雨時に葉が枯れやすいのorz 肥料や多湿を嫌うので、無肥料で乾燥気味に育てたつもりです。

が、水遣りを控えていると葉先が枯れこむ。週イチで水遣りすると葉が融けるように枯れる。う〜ん、繊細すぎてケロ向きではないのかも…。過保護は止めて、雨の当たらないベランダの下に地植えにしました。高植えにしましたが、梅雨時に球根が腐って半分が消えちゃったorz 不織布で防寒するつもりだったけれど、やる気が失せて放置したら、寒さでさらに消滅〜。

今(2015/03/23)見ると、生き残っているのは4〜5株。この内、3種類は埼玉の方からお譲りいただいたヒルスタ(Nerine hirsta)、ウンズラータ(Nerine undulata)、ウンズラータ・ロゼア(Nerine undulata 'Rosea')。なので、購入品のボーデニーはほとんど無くなったわけです。ボーデニー・アルバ(Nerine bowdenii 'alba')が残っていて、白花が見られるとよいのだけれどな〜。

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1〜3枚の画像は2014/11/28と30で、花色からウンズラータ・ロゼア(Nerine undulata 'Rosea')だと思う。頂き物のヒルスタとウンズラータは3種類とも防寒なしで越冬でき、隔年でポツポツと開花してくれます。ボーデニーはウンズラータよりも弱いのかな?いえ、イギリスのナーセリーで肥培された球根と、埼玉で育てられていた株の差かもしれませんね。

薀蓄やデータは過去記事に譲りまして(笑)。半透明の薄紫の苞が裂けてピンクの蕾がのぞきます。ウンズラータ・ロゼアの花色は濃いピンク、細長い花被片は6枚で縁は波打つ。花被片の中央に薄っすらと青が混じっているかも。棒状のめしべの花柱は薄いピンクで、柱頭の色は少し濃いかな。おしべは6本で花糸は薄いピンク、葯は赤から黒に変化して白い花粉が噴出します。

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最後の2枚は2014/12/09で、枯れかけてドライフラワー状態w しっかりした花茎の先に9本の花柄が伸びていました。繊細な花だけど、散形花序で花数は少なくないです。薄いピンクに退色した花被片やしべも良い感じ。園芸品種が多くてコレクションの楽しみもあります。ネリネに人気があるのは良くわかる。もうちょっと、丈夫で花つきがよければ、リベンジしたいんだけどな〜。

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ネリネ・ウンズラータの耐寒性は?

スノードロップはガランサス・ニバリスかな?

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このページの画像はすべて2014/12/09のスノードロップで、たぶんガランサス・ニバリスだと思います。購入品ですが、すでに品種不明(笑)。いつ植えたのかもわからない…。冬にポツンとうつむいて咲いていました。純白の外花被片が3枚、のぞきこむと白に大きく黄緑色の斑が入った内花被片が3枚。

「ガランサス・ニバリス(Galanthus nivalis)、ヒガンバナ科ガランサス属、耐寒性多年草、英名はコモン・スノードロップ(common snowdrop)、和名はマツユキソウ(待雪草)、草丈は10cm前後、花期は2〜3月、原産地は地中海沿岸(西部から小アジアにかけて)」

ガランツス・ニヴァリスと表記されていることもあります。カタカナ読みなのでそこらへんはいろいろです。ニバリスより少し大型のガランサス・エルウェシー(Galanthus elwesii)=ジャイアント・スノードロップ(Giant Snowdrop)も出回っています。「内花被片の緑色の斑がエルウェシーは上下に別れ、ニバリスはひとつ」だそうです。とすれば、このページのスノードロップはニバリスなのかも。

種からも育てられますが、球根(鱗茎)が売られています。ちなみに、球根はガランタミンという有毒成分を含むのだとか。学名はギリシャ語で「乳白色の花」を意味するそうで、花は「雪の耳飾」とか「雪の雫」といった呼び名にふさわしく可憐です。寒さに強く、高温多湿は嫌うので、冬から春に日当たりのいい落葉樹の株元に植えるのがよさそう。ケロの駐車場は水はけに難ありですが…。

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夏には休眠するので、小さめのへら状の葉が生えている期間は長くありません。花茎の先に苞があって2裂、そこから細い花柄を伸ばし、1茎に1花を付けます。子房は濃い緑色。内花被片の先端中央は少し凹み、内側は黄緑の筋が見えます。内花被片の外側の緑の斑の入り方によって、品種を区別するのかな?緑の班が上下に別れ、下の班がハート型だと美しい。このスノードロップの班は、残念ながら面白みなし(笑)。

内花被片を強引に開くと、6本のおしべが見えます。花糸は白、先の尖った葯は黄色。おしべを掻き分けると、囲まれていた白くて棒状のめしべがあります。内花被片が何枚もあって八重咲きになるガランサス・ニバリス 'フロレ・プレノ'(Galanthus nivalis 'Flore Pleno')は美しい花だけど、きれいに咲かせるのは難しいらしい。ケロには無理だろうな〜w

スノードロップは自然交雑しやすく、出回っている球根に混じりもあるとのこと。花期がデータと違うので、「秋咲き種かも?」と期待したりして。でも、「咲いたり咲かなかったりなので、環境が合っていない→花期が安定しない」ということなのでしょう。スノードロップとスノーフレーク=レウコユム・アエスティバム(Leucojum aestivum)=オオマツユキソウ(大待雪草)は近縁種ですが、株のサイズは後者がふた回り以上でかいw スノードロップもスノーフレークのように強健で、ガンガン殖えてくれると良いのにな〜。

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