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アカンサス・モリスの開花♪

アカンサス・モリス(Acanthus mollis)は存在感のある大型ハーブです。耐寒性も耐暑性もある丈夫な多年草ですが、小株から育てると開花までけっこう時間がかかります。過去記事を見ると地植えにしたのが2008年、初めて開花したのが2014年なので、6年かかったことになります。
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根生葉は深い切れ込みがある羽状複葉、光沢のある深緑。傷んで黄変している部分もありますが、常緑で越冬します。

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4月の下旬に花茎が立ち上がってきました♪2014年に続き2015年も開花。一度咲くと、その後は続けて咲き続けるのかな。

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この時期は棘のある銀白色の苞が目立ちます。蕚も色づいておらず黄緑色の上下2枚が重なり合って閉じています。

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6月になって開花する頃には、蕚の外側は赤紫で濃い赤紫の筋が走ります。内側は黄緑で緑の筋が走る。唇形花ですが、上唇は退化してなく、先が浅く3裂するぽってりした下唇は白で薄っすらピンクが混じります。下唇は大きめで、下側の萼や苞からはみ出して垂れ下がる。

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花は下から咲き上がり、穂状花序の上部はまだ蕾です。花茎は1mくらい、花序の長さは60〜70pとまだ小さめ。いつか2mくらいまで成長してくれるのかな〜。

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横から見るとこんな感じ。十字対生(上から見て十字になるように、1対ずつの花が交互に90度ズレる)ですね。上側の蕚は大きくて目立ちますが、下側の蕚は小さくて苞に隠れている。花柄はないみたい。

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花のつくりは上から、蕚→めしべとおしべ→花弁→蕚→苞。苞の内側は黄緑ですが、外側はつけ根が黄緑で先の方は赤紫。

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上側の蕚をとってみました。めしべの花柱は薄い黄緑色、柱頭は2裂。おしべは上下2本ずつの4本で花柱を押し包む。おしべの花糸は薄い褐色で湾曲(特に下の2本が湾曲)、葯は外側から黄緑→赤紫→黄褐色(花粉の色?)。葯には白い毛が密生しています。

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この画像では下の葯からはオレンジ色の花粉がこぼれ出していて、上の葯からはまだ花粉が出ていません。

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葯に密生する白い毛も、下の葯ではボサボサにバラけていて、上の葯ではブラシ状にまとまっているように見えました。上と下でおしべの役割に違いがあるのでしょうか?

子株を作って増殖するタイプではありません。寿命が長い多年草だと思うのですが、お気に入りなので予備の株を作っておきたい。実生がローリスクだけど、充実した種子ができるのはもっと大株になってからだろうし…。株分けは失敗が怖い。

と思っていたのですが、Youtubeの「アカンサス・モリスの株分け」を見るとほとんど雑草扱い(笑)。こんなに乱暴でもいいのなら、今度やってみよう。

白花というかピンクのアカンサス 'ホワイトウォーター'(Acanthus 'Whitewater')も、優し気でよい感じ。う〜ん、千円ですか。買っちゃおうかなw

関連記事「アカンサス・モリスはでっかいハーブ♪
アカンサス・モリスをゲットする3つの方法?
アカンサス・モリスの移植は簡単ですか?

シロバナタンポポの移植

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シロバナタンポポ(Taraxacum albidum)は耐寒性があるので、いずれ勢力範囲を北海道にも広げるかもしれません。道南の松前周辺では白花のタンポポが定着しているみたい。群馬県の高崎周辺のタンポポは黄花が多数派ですが、白花もけっこうあります。特に秋以降は目につくかな。

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白花のタンポポは何種類かありますが、このページの画像は2015/11〜12のシロバナタンポポということにしておきます。「キビシロタンポポは総苞外片に角状突起がなく反り返らない」のが区別のポイントですが、キビシロタンポポの総苞外片も時期によっては反り返るらしく、ケロに詳しい判別は無理(笑)。

「総苞外片は軽く反り返っている。頭花は舌状花のみ、白花で中心付近が薄っすら黄色い。周辺から開花、黄色い葯筒から花粉にまみれた棒状の柱頭が突き出す。その後くすんだ黄色〜薄い灰色の柱頭は2裂して反り返る。鮮やかな黄色だった葯筒は上の方から黄褐色に変化」画像ではわかりにくいけれど、総苞外片の先端には小さなごげ茶色の角状突起があったはず。

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「小花の花弁は5枚で合弁花、表は白で裏は中央が薄い灰色と表裏とも白の2タイプあり。花弁の先端は浅く5裂してギザギザ。白い冠毛あり」子房が果実になれば、果実の色でもキビシロタンポポと区別できるはず。あとで画像を追加できるとよいな。

DNA解析の結果「シロバナタンポポは、朝鮮半島由来のケイリンシロタンポポとカンサイタンポポとの雑種の可能性が高い」とわかったそうです。「大陸から入ってきたケイリンシロタンポポがセイヨウ型の遺伝子を持っていて、カンサイタンポポと交雑した」のだとか。交雑しながら単為生殖などの繁殖方法もゲット、進化してきたってことなのかな。

シロバナタンポポを庭で楽しむにはどうしたらいい?充実した種子をタイミングよく採集するには苦労します。通販で種子を購入しても、シロバナタンポポの発芽率はかなり低いらしい。主根は50p以上伸びるので、堀上げて移植するのも難しい。

過去記事にも書きましたが、根伏せが簡単です。根伏せで発芽・発根させてから、ポリポットに植えて小苗を作ればOK。成長が早いので、適当な大きさに育ったら地植えにします。問題なく根付いて花も咲きました。ですが、いつの間にか消えているorz

シロバナタンポポは発芽率は低いのですが、根付けば強健なはずで消滅理由は不明…。除草の時に間違えて引っこ抜いたのかな?ということでリベンジです。でも、キッチンペーパーの上で根伏せをせずに、いきなり地植えにしたらどうなるのだろう?

検索すると移植しても枯れるらしい。う〜ん、地上部分が枯れても残った根から発芽しないんだろうか?近所の空き地から、主根が10cmほどでちぎれた株を掘り取ってきました。手抜きでそのまま地植えにして約ひと月経ち、まだ枯れていませんw この株↓は来春どうなっているのかな〜。

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関連記事「シロバナタンポポの花期って?
シロバナタンポポの伏せ根?
シロバナタンポポは伏せ根で殖やせる♪
移植したシロバナタンポポのその後

シシリンチウム・ストリアタムは意外と丈夫♪

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シシリンチウム・ストリアタム(Sisyrinchium striatum)は草丈が60cmと背が高く、同属の背が低いニワセキショウとは見た目が異なります。耐寒性多年草で群馬での越冬は問題なし。むしろ、高温多湿に弱いようで、梅雨時から夏にかけて葉が黒ずんで溶けるように枯れてしまうorz

西日が当たらない場所なので、風通しと水はけが問題なのかな〜。地植えにして1年目の夏に地上部分が消滅、花を見ない内にお終いかとがっかりしていたら…。翌年には復活して開花しました(笑)。その後も夏に枯れて、翌春に芽を出すサイクルを繰り返しています。

繁殖は株分けできますが、こぼれ種からの発芽でも殖えるそうです。充実した種子ができるところまでいかないのか、こぼれ種からの発芽はまだ経験なし。大株になると剣型の根生葉はけっこうスペースを取るので、この程度の繁殖力でちょうどよいかも。

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花茎は長く、カップ状の苞に支えられた花の集まりが何段にも付きます。「内花被片と外花被片は3枚ずつ、花弁の先は凹んでから尖る。花弁の裏には紫色の筋(外花被片の方が多い)が走り、表からも透けて見える。花弁の表はクリーム色で、付け根の方は黄色で紫色の斑点が散る」

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「花柄は短め。おしべは3本で花糸も葯も黄色。めしべはおしべより短く、花柱(もしかしたら柱頭?)は3裂し針状」葯から鮮やかな黄色の花粉がこぼれ出していました。花糸は合着していて、そこから細いめしべの先がのぞいていたのですが…。この画像じゃわかりませんね(汗)。

緑色の根生葉の両端がクリーム色になる斑半入りシシリンチウム・ストリアタム(Sisyrinchium stratium 'Aunt May')もあります。夏に葉が溶けなければこれもよい感じですが、耐暑性はどうのなのかな〜。

関連記事「シシリンチウム・ストリアタムの開花♪
ニワゼキショウの花色はいろいろ

ネリネ・ウンズラータの耐寒性は?

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ネリネはやや気難しく、ずぼらなケロ向きの花ではない(笑)。最初に植物交換サイトで譲って頂いたネリネのヒルスタとウンズラータは、花付きはもう一つでしたが無事に根付きました。でも、気をよくして海外のナーセリーから購入したネリネ・ボーデニーは失敗続きorz

いずれも鉢植えで乾燥気味に管理していたのですが、春に伸び出した葉が梅雨時〜夏には溶けるように枯れるのでした。ボーデニーは夏成長型、ウンズラータは常緑性のはずですが、どちらも夏に休眠してしまう。十分に光合成ができないせいか、球根は太れません。その繰り返しに短気を起こして、2014年には地植えにしたのですが…。

過去記事から引用すると、「今(2015/03/23)見ると、生き残っているのは4〜5株。この内、3種類は埼玉の方からお譲りいただいたヒルスタ(Nerine hirsta)、ウンズラータ(Nerine undulata)、ウンズラータ・ロゼア(Nerine undulata 'Rosea')。なので、購入品のボーデニーはほとんど無くなったわけです」

今(2015/12/17)見ると、生き残っているのは6株かな。お譲りいただいたヒルスタ、ウンズラータ、ウンズラータ・ロゼアはOK。10球購入したボーデニーは3球と3分の1未満になっちゃった(汗)。この中ではボーデニーが一番寒さに強いはずなのに…。日本の気候に順応しているかの差なのでしょうか?

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このページの画像はすべて2015/11のネリネで、1〜3枚目はウンズラータ・ロゼア(赤に近い濃いピンクで赤紫が混じる)、4〜6枚目はウンズラータ(薄いピンクで花付きがよい)です。ボーデニーの開花は今年もゼロでした(涙)。

雨が当たらず、西日が差さないベランダの下に地植えにしたのだけれど、夏は休眠していました。夏成長型のボーデニーが夏に葉を枯らすのでは、開花しないのも無理はないです。購入時よりも球根は小さくなっていて、ネリネ・ボーデニー・アルバ(Nerine bowdenii 'alba')の白花が見られるかは微妙…。

追記です〜。散歩の途中で道沿いのお庭にピンクのネリネを発見!12月に入って何度か霜が降りていますが根生葉はしっかりしています。花は終わりかけていたので、花期はケロのネリネと同じく11〜12月なのでしょう。見た目で品種は判別できませんでしたが、群馬県で地植えにできるのだからボーデニーかウンズラータと思われます。来年もチェックしてみようっと。

関連記事「ネリネはボーデニーよりウンズラータがお勧め?
ネリネ・ウンズラータとネリネ・ウンズラータ・ロゼア
ネリネは気難しい…

フランネルソウの赤と白♪

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フランネルソウ・赤2015-05-21.JPG

フランネルソウ=スイセンノウ=リクニス・コロナリア(Lychnis coronaria)の花色は、赤に近い濃いピンクが基本。耐寒性多年草ですが、高温多湿に弱いので越年草扱いされることもあります。種から育てて、梅雨時から夏場に枯れるものもあり、初夏から秋まで咲き続け宿根化するものもあり。寿命の短い多年草といった感じでしょうか。

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このページの画像はすべて2015/05のフランネルソウで、「茎も葉も萼も密生する白い柔毛に覆われてくすんだ緑白色に見える。萼筒には隆起した太い脈と細い脈が5本ずつあり、先端の萼裂片は爪状で5個」

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「幅のある5枚の花弁は重なり合い、赤に近い濃いピンク(中心付近は薄いピンクで濃い赤紫の筋が走る)。おしべは長短5本ずつで計10本、花糸は白、葯は黒褐色。黄緑色の子房の上で白いめしべ(たぶん柱頭)が5分岐する。ひとつの花弁の付け根に2個ずつ計10個の爪状の突起あり」このピンクの突起は咲き始めは閉じていて、咲き進むと開くようです。どんな役割を果たしているのかな?

リクニス・コロナリア・ガーデナーズワールド(Lychnis coronaria 'Gardeners World')という八重咲き品種もあります。八重咲きだとこぼれ種からの発芽を期待できるのかな。深紅に近い赤で美しい花です。欲しいな〜。

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リクニス・コロナリア・アルバ(Lychnis coronaria 'Alba')も発芽率は良いはずで、直播きしたところ発芽せずorz 種まきから数年経った今年、初めてフランネルソウの白花が開花しました。どういうことなんだろう?う〜ん、まったくわかりません(笑)。

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最後の2枚は最初の白花開花から2週間ほど後で、爪状の突起は開きおしべの黒い葯が見えています。花弁の中心付近が薄っすらとピンクです。リクニス・コロナリア・エンジェルスブラッシュ(Lychnis coronaria 'Angel's Blush')かなと思ったのですが、それほどきれいには発色していません。

たぶん、フランネルソウの白花は一株だけだったはず。同じ株に白花と赤・白混じりの花が咲くのかな?多湿で消えないように梅雨時に草丈の2分の1まで、冬の準備で秋の終わりに地際まで切り戻しました。用心して夏を乗り切ったので、来年も観察を続けられます。花色はどうなるのかな〜。

関連記事「フランネルソウはリクニス・コロナリア
スイセンノウ、種子から栽培・その1

キランソウには白花や桃花もある♪

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「キランソウ(Ajuga decumbens)、シソ科キランソウ属、耐寒性多年草、草丈は5〜10p、花期は3〜5月」春の彼岸(春分の前後)の頃、根生葉が地面に蓋をするように生えるから別名はジゴクノカマノフタ。花色は青紫が基本ですが、ピンクのモモイロキランソウや白のシロバナキランソウなどの品種もあるそうです。

本州〜九州に分布する野草ですが、地面にへばりつくように生えているので気付きにくいかも。全草を天日乾燥したものは生薬となり、煎じて飲めば鎮咳・去淡・解熱・健胃・下痢止めなどの効能があるのだとか。

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ランナーで横に殖え広がりますが、同属のセイヨウキランソウ=アジュガ・レプタンス(Ajuga reptans)ほどの繁殖力はありません。葉には粗い鋸歯があり、表面は光沢のある深緑色。アジュガ・レプタンスは花茎を立ち上げますが、キランソウは濃い青紫色の唇形花を葉腋につけるので花期にも目立ちません。

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「5裂する萼や葉の裏には白い毛が目立つ。上唇は小さくて浅く2裂、下唇は3裂し中央の裂片が大きい。下唇の付け根から中央にかけては白地に濃い紫色の筋が走る。めしべは薄い紫色で柱頭は2裂。おしべは長短2本ずつで計4本、花糸は薄い紫色、黒紫色の葯から黄色の花粉がこぼれる」

キランソウは近縁種と交雑しやすく「ジュウニヒトエとの間の雑種ジュウニキランソウやニシキゴロモとの間の雑種キランニシキゴロモ」などもあります。でも、画像検索すると、このページの画像は2015/04/28のキランソウと言ってよさそうです。

関連記事「キランソウ…の隣の雑草
アジュガかもです〜
アジュガ・レプタンスの紫とピンク

キンミズヒキの繁殖力は?

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キンミズヒキ(Aqrimonia pilosa)は発芽率の良いハーブです。ケロは初めの頃、サラダバーネット(Sanguisorba minor)と区別がつきませんでした。が、大きく育つとキンミズヒキの方がずっとワイルド。けっこうスペースを取って周りの植物を圧倒するので、数株を残して処分しています。

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このページの画像はすべて2015/07/31のキンミズヒキです。「短い花柄の黄色い5弁花が総状花序にいくつも付く。おしべが10〜13本、花糸は黄色、葯は黄色〜オレンジ色。花糸は時間が経つと絡まるように中心に向かって縮む。白っぽいめしべは短い棒状で2本、1本だけ成熟する。萼片は披針形で5枚、その外側に先端がフック状の副萼片が多数ある」

「同属のヒメキンミズヒキ(Agrimonia nipponica)のおしべは5〜8個、チョウセンキンミズヒキ(Agrimonia coreana)のおしべは12〜28個」だそうです。おしべの数からして、駐車場のハーブはキンミズヒキでしょう。う〜ん、めしべがくっついて1本に見えますね。来年、2本のめしべをクリアに撮影できたら、この記事に追加します(笑)。

果実は「ひっつき虫」となって運ばれ、こぼれ種からポツポツと芽を出して1年で大株に育ちます。病害虫の被害はなく、暑さ・寒さにも強いのだから、道端や空き地で盛んに雑草化しそうなものです。でも、ケロは見たととがないの。キンミズヒキの繁殖力は思ったほどでもないのかな。

関連記事「キンミズヒキのめしべは2個
キンミズヒキかなセイヨウキンミズヒキ(アグリモニー)かな
ハーブのアグリモニアはキンミズヒキ

マルバルコウソウは11月にも咲いている♪

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マルバルコウソウ(Quamoclit coccinea)は熱帯アメリカ原産の非耐寒性多年草、11月になって群馬の最低気温は10度を下回る日もありますがまだ咲いています。「本州の中部以西に帰化している」とありますが、北関東でもあちこちで見かけるよ。

寒さに弱くて冬に枯れるので1年草扱いですが、種で越冬して翌年の発芽率はとっても高い。気温が上がれば成長も早く、アッという間にツルが3mくらいに伸びます。花期が長く夏から秋にかけて、道端や野原で赤に近いオレンジ色の花が目につきます。

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このページの画像はすべて2015/09のマルバルコウソウで、「漏斗型の合弁花は花筒が長く、花冠の先は浅く5裂して星形に見える。周辺部は赤で中央は黄色。おしべは5本で葯も花柱も白、花冠から少し突き出す長さ。めしべの球形の柱頭も花柱も白、長さはおしべとはぼ同じ」一日花で、花冠は時間が経つとやや反り気味に開きます。

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「互生する葉は先の尖ったハート型で鋸歯なし。角状の突起がある萼は5個でモスグリーン」ケロの駐車場でも今年最後であろうマルバルコウソウの花が開花中です。繁殖力旺盛な雑草ですが簡単に引っこ抜けますから、何株かは残しておこう。

同属のマメアサガオ(Ipomoea lacunosa)も関東以西に帰化しており、マルバアサガオの白花と勘違いされるみたいです。こちらも小ぶりで愛らしいお花なので、実物を見たことがなくて残念。発見したら種を採集したいな。

関連記事「マルバルコウソウは星型の透かし模様がキュート♪
野草のマルバルコウソウ

ヤノネボンテンカ=タカサゴフヨウの耐寒性は?

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パボニア・ハスタータ(Pavonia hastata)と学名をカタカナ読みしてもピンときませんが、タカサゴフヨウのことです。このページの画像はすべて2015/09のタカサゴフヨウで、「5枚の花弁は幅広で重なり合う。表は白にピンクの花脈が走り、付け根あたりは濃い赤紫」

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過去記事をコピペすると、「おしべはたくさんあり赤い花糸の基部が合着して筒状になる、そこから短い花糸を出した先に葯を付ける、葯は赤で花粉が噴き出すと黄色。筒状の花糸から突き出すめしべの花柱は赤で先が10分岐する、先端の柱頭は円盤状に膨らんで白い細かな毛がある」

2枚目の画像の花柱はバラけておらず、咲き始めの他家受粉を待っている状態。時間が経つと花柱は反り返って柱頭が葯に接触して自家受粉します。一日花なので夕方には閉じて翌日には散ってしまう。開花せずに自家受粉する閉鎖花もあるそうで、閉鎖花はおしべの数が少ないのだとか。

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「互生する葉は葉柄が長く、基部が横に少し張り出す矢じり型で鋸歯あり。葉柄の基部には針状の托葉が一対ある」この葉の形からヤノネボンテンカとも呼ばれます。う〜ん、ボンテンカ(Urena lobata var. tomentosa)の花に似ているかは微妙です…。

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「内側に萼が5枚、外側に小さめの小苞が5枚。どちらも白い細かな短毛が密生。裏から見ると赤い花脈がクッキリ浮かび上がる」すっきりしたきれいな花です。丈夫で地植えにすれば放任でOK、毎年よく咲きます。

耐寒性はよくわかりません(笑)。南米原産の常緑小低木ですが、北関東では冬に落葉して枯れます。そのまま枯死するのか、春に新葉を出すのか確認できていないの。こぼれ種からの発芽は確認済みで、繁殖力あり。春に発芽後、気温が上がると急成長して樹高50cmほどになり開花します。

樹高が数年たっても変化しておらず、前年の株が越冬しているかは疑問です。ただ一度種を蒔けば、北関東でも絶えることなく花を楽しめます。群馬では「タカサゴフヨウは種で冬を乗り切る半耐寒性落葉小低木」といった感じでしょうか。

関連記事「タカサゴフヨウはヤノネボンテンカ

シュウメイギクには白の八重咲きもある

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シュウメイギク(Anemone hupehensis var. japonica)の花色は濃いピンクと白で、それぞれに一重咲きと八重咲きがあります。ピンクの八重咲きで中国原産のアネモネ・フペヘンシス(Anemone hupehensis var. hupehensis)の変種なのだとか。一般には交配によって作出された園芸品種群をアバウトにシュウメイギクと総称しているのだと思います。

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1〜3枚目は2015/09の白・一重咲きシュウメイギクです。裏から見ると薄い黄緑色の萼片も残っていて、萼が花弁化したことがわかります。裏面は毛が密生し、光沢があってスベスベした手触りでした。一重咲きの花弁化した萼はいびつで整った花には見えませんが、和の雰囲気が合うため茶花に使われそうです。

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4〜8枚目は2015/09の濃いピンク・八重咲きのシュウメイギクです。萼片に加えておしべも花弁化しており、蕾や咲き初めには裏面の白い毛が目立ちます。

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「花の中央の球形の子房は黄緑色、表面を多数の小さなめしべが覆っている。花柱や柱頭はたぶん黄緑色。子房を取り囲むおしべも多数で、花糸は白、葯は黄色」裏から見ると緑色の萼片と赤紫色の花弁化した萼片を区別できます。

繁殖は種子ではなく地下茎によるみたい。地下茎は横によく伸びるので周辺の植物のテリトリーを荒らすのが困りもの。でも、せっせとはみ出してきたシュウメイギクの子株を引っこ抜いて、特定の品種が消えてしまうのも寂しい。今のところケロの駐車場には一重咲きの白とピンク、八重咲きのピンクが残っています。

関連記事「シュウメイギクの白の一重咲きと赤紫の八重咲き
シュウメイギクはバックシャン

オシロイバナはミラビリス・ヤラッパ

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「ミラビリス・ヤラッパ(白粉花、学名:Mirabilis jalapa)、オシロイバナ科オシロイバナ属、半耐寒性多年草、草丈は最大で1mくらい、花期は7〜10月」オシロイバナの仲間は60種類ほどあるそうで、日本に帰化しているのはミラビリス・ヤラッパなのだとか。

原産地の熱帯アメリカでは多年草、耐寒性が弱いので寒冷地では1年草扱いです。関東では冬に地上部分は枯れますが、地下の芋状に肥大した根で越冬可能。ですから、そこそこの耐寒性はあります。宿根化すると大株に育ち、緑の茎は太いわりに強度がなく倒伏しがちかも。

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このページの画像はすべて2015/09のオシロイバナで、ケロの駐車場には赤花しかありません。あちこちの道端で見かけるので、黄花の種も採取してこようかな。

「互生する葉は先の尖った卵型で鋸歯なし。黄緑色の萼に見えるのは苞葉で5裂。漏斗状の花弁に見えるのは萼で、花筒は長く先端が5裂。上の画像の蕾は先の方で曲がってJ字状」

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夕方から翌朝にかけて咲く一日花。「おしべは5本、花糸は薄い赤で先の方は色が濃い、赤い葯から黄色の花粉がこぼれ出す。めしべの花柱も薄い赤で先の方は色が濃い、膨らんだ柱頭は赤で黄色の花粉が付着している」

夜行性のスズメガが花粉を運びますが、午後8時頃にはおしべとめしべが絡まるように巻き上がって萼の中に納まります。虫媒花ですが、自家受粉の仕組みも持っているのでした。上の画像は午前中に撮影したものです。来年は夕方にめしべとおしべが伸びている写真を撮ろう。

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萼が脱落し苞葉上には表面にしわの寄った黒い果実ができます。中には粉状の白い胚乳があるのでオシロイバナと呼ばれるわけなのね。発芽率は高く、根が寒さに負けてもこぼれ種から盛んに芽が伸びてきます。

関連記事「オシロイバナの種はでかいです〜

クロコスミア・コロンブスはどこへ行ったの?

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クロコスミア・クロコスミーフロラ(Crocosmia×crocosmiiflora)はクロコスミア属の春植え球根、旧属名のモントブレチア(montbretia)と呼ばれることもあります。寒さにもけっこう強く、群馬では野生化した株も見かけます。

このページの画像はすべて2015/07のクロコスミアで、1〜3枚目は黄花のクロコスミア・クロコスミーフロラ・バターカップ(Crocosmia×crocosmiiflora 'Buttercup')です。漏斗状の花が下から咲き上がります。

「内花被片の3枚は幅広でぽってりした印象、外花被片の3枚はやや小さめで裏はオレンジ色がかる。蕾は色が濃くオレンジ色に近い」長めの花筒を、薄い黄緑色の2枚の苞が挟み付けているようです。

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4・5枚目はクロコスミア・クロコスミーフロラ(Crocosmia×crocosmiiflora)の基本種で花色はオレンジ、花弁付け根の黄色い部分に2つずつ入る赤斑がワンポイントです。「めしべは薄い黄色で花柱の先端は3つに分かれ、柱頭は少し膨らむ。おしべは3本で花糸は薄い黄色、葯はクリーム色」

地植えにすれば放任でOK、植えっぱなし球根として販売されています。「地下茎を横に伸ばしてその先に球茎を作り繁殖する」ので、他の植物のスペースに侵入しないように注意が必要です。花色の異なる園芸品種も繁殖力旺盛で強健なはずなのですが…。

数年前に地植えにした購入品のクロコスミア・コロンブス(Crocosmia 'Columbus')はいつの間にか消えちゃったorz 発芽は確認しており、問題なく開花して殖えていくと油断していたの。だけど花を見ないままフェードアウト。なにがいけなかったのかな?

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クロコスミア・クロコスミーフロラの花色
クロコスミア・クロコスミーフロラ・バターカップの黄花
クロコスミア・クロコスミーフロラ・バターカップの花つき

ノビルは珠芽と分球で殖えます

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「ノビル(Allium macrostemon)はヒガンバナ科ネギ属の耐寒性多年草、球根植物で地下の鱗茎が食用になります。球形の鱗茎は直径1〜2pほどですが、肥培するとピンポン玉サイズになるのだとか。あちこちに生えていますが、線形の葉は周りの植物に紛れて気づきにくいかも。

このページの画像はすべて2015/05のノビルで、花期(5〜6月)には60pくらいに伸びた花茎の先端に集散花序をつけます。開花しても不稔の場合が多く、繁殖は鱗茎の自然分球と花茎の茎頂につく珠芽(ムカゴ)によるそうです。

赤茶色の珠芽がボール状に集まってほとんど花がつかなかったり、珠芽が少なめで花付きが良かったりといろいろです。膜質の総苞が破れると、分岐した長めの花柄が伸びて蕾をつけます。白に緑のラインが走る蕾は、開花するものもあれば開花しないものもあります。

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「花弁は6枚、白で先の方は薄い紫、中央に紫のラインが走る。おしべは6本、花糸は白、葯はくすんだ紫。膨らんだ緑の子房から、白の短く棒状のめしべが突き出す」小さいけれど、清楚でかわいらしい花です。開花後に結実して黒い種子ができていたように思います。あれは不稔なのかな?来年は種を採取して発芽をチェックしてみよう。

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ハーブ?のニラとノビル・主役交代
「ハーブじゃない?ノビルとタマスダレ

ヤブカラシはは藪を枯らす?

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「ヤブガラシ(Cayratia japonica)、ブドウ科ヤブガラシ属のツル性植物、半耐寒性多年草、ツルの長さは2〜3m、花期は6〜8月、別名はビンボウカズラ」「藪枯らし」とか「貧乏葛」とかネガティブなネーミングです。

「貧乏暇なしで庭の手入れをさぼると、藪を枯らす勢いで生い茂る」っていう意味かな(笑)。繁殖力旺盛で強健な雑草です。原産地は亜熱帯ですが、北海道南部まで分布しているので寒さにもけっこう耐えるみたい。

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「互生する葉は5枚の小葉からなる鳥足状複葉。小葉は鋸歯のあるの狭卵形。葉柄の基部に托葉がある」掌状複葉とは微妙に違うんですね。成長はとても速く、葉と対生する巻きひげで周囲の植物にまとわりつきます。

葉はぬっぺりした緑色ですが、新芽や新葉は暗紫色。新芽はあく抜きすれば食用になるそうですが、あまり食欲がわかない見た目です。気が向いたら試食にチャレンジしてみますw

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萼は小さく、つぼみの時には見えるけれど開花すると確認しづらい。花柄?が分岐を繰り返す複集散花序なのかな。「花弁は黄緑色で4枚。おしべは4本で花糸は黄緑色〜黄色、葯は白。めしべは黄色〜白。午前中は葯から花粉が出る雄花期で花盤はオレンジ色→花弁とおしべは半日で脱落→午後はめしべが伸び出す雌花期で花盤はピンク色」

このページの画像はすべて2015/06と09のヤブカラシで、花は雌花期のものばかりorz ケロは昼ころに駐車場を巡回するので、花弁とおしべは散った後なのでした。来年は午前中に撮影しよう!

花托が肥大化した花盤は蜜が豊富で、昆虫が集まってきます。「ヤブカラシは2倍体と3倍体があり、3倍体は関東に多く結実しない」とありました。こぼれ種による侵入だと思うので、2倍体なのかも。刈り取らずに放置して、艶のある黒い球状の液果がつけば2倍体なのでしょう。これも実験してみよう。

茎は簡単にちぎれ、地中に根茎が残るので根絶は難しいです。しつこく掘ってみましたが、横に長く伸びていて堀り抜けませんでした(汗)。花を確認しようと放任したのは失敗だったかな…。まともなガーデナーのみなさんには、見つけ次第引っこ抜くことをお勧めいたします。

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シオンは放任で群生が似合う

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シオン(Aster tataricus)は草丈が2m近くになる大型の耐寒性多年草です。近所の空き地で見かけて気に入り、苗を譲って頂きました。背が高いわりに横のスペースはとらないかも、と適当に地植えにしたのですが…。根茎が横に広がって、春になると周辺から一斉に芽吹くようになっちゃいました(汗)。

このページの画像はすべて2015/09のシオンです。他の植物のテリトリーに侵入しないよう毎年引っこ抜いているので、草丈1mちょっとと小型。多花性ですが、株が充実していないせいで舌状花の数は少なめ。そして、日照・通風・水はけに問題のある駐車場なので、強風であっさり倒伏しますorz

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「分岐する茎の先に付く頭花は中心部の筒状花が黄色、その周りの舌状花が藤色の一重咲き。めしべの花柱は白、2裂する柱頭は黄色。総苞片は緑で縁は赤みがかる」舌状花はめしべだけを持つ装飾的な雌花なのかな。筒状花は白い冠毛が目立ち、花弁や葯筒の様子はわかりませんでした(汗)。

舌状花の痛みも早く、ひとつずつの花の美しさはもう一つかも。シオンは広い場所で自由に群生するのが本来の姿なのでした。とても丈夫で繁殖力旺盛に思えますが、野生で自生する株は少なく環境省レッドデータブックでは絶滅危惧II類だそうです。

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シオンはやっぱり爆殖系〜

トードフラックスも爆殖系♪

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リナリア・ウルガリス(Linaria vulgaris)=トードフラックス(toadflax)は繁殖力抜群で、地下茎でもこぼれ種でも殖え広がります。暑さ寒さにも強く、地植えにすれば手入れは不要です。雑草に負けない強健さなので、他の植物のスペースに入り込ませないように注意する必要はあります。

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このページの画像はすべて2015/05のトードフラックスです。「唇形花は薄いクリーム色で、上唇は2裂、下唇は3裂する。下唇の中央部分は盛り上がって黄橙色、表面に細かい毛が密生する。めしべの花柱は白、柱頭は膨らみ黄緑。おしべは長短2本ずつの計4本で、花糸は白く葯は薄い褐色。花冠のつけ根の部分は後ろに突き出し距となる。萼は緑で5裂」

上唇と下唇の間に挟まれためしべとおしべは解剖しないと見えませんw ええと、上の画像ではめしべが確認できませんね(汗)。病害虫の被害はなく、乾燥にも多湿にも強い。多肥は不要で、花付きはとても良い。環境が悪い駐車場でも元気に育つ優等生のハーブです♪

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リナリア・ブルガリスとホソバウンナン

キハナショウブは乾燥に強くて丈夫♪

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ハナショウブ(Iris ensata var. ensata)とキショウブ(Iris pseudacorus)の交配によって作出された黄色系のハナショウブをキハナショウブと呼ぶようです。ケロの駐車場の黄花のハナショウブもそのひとつのはずです。ただ、キハナショウブにも様々な園芸品種があって、園芸品種名はわかりません。

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このキハナショウブは花色がクリーム色で、キショウブに比べて色が薄い。そして外花被片は幅が広くぽってりした感じです。アヤメ科アヤメ属の苞や花のつくりは共通、過去記事に書いたのでパス(笑)。ハナショウブと比べて強健なのが一番の違いかもしれません。

ハナショウブは耐寒性も耐暑性もありますが、極端な乾燥は嫌います。また、同じ場所に植えっ放しも好ましくなく、2〜3年ごとに株分け・植え替えをしたほうがいいらしい。白と青紫のハナショウブも咲いていたのですが、いつの間にか消えちゃったorz 全く水遣りも植え替えもしませんでしたから、そのせいかも…。

このページの画像は全て2015/05〜06のキハナショウブで、完全放任栽培ですが株が弱った様子はありません。根茎が横に這って自力で新しい場所へと移動していきます(汗)。キショウブは乾燥に強く繁殖力旺盛なので、その性質を受け継いでいるんじゃないかな。

たくさんある他のキハナショウブの園芸品種にも当てはまるかはわかりません。が、ケロの駐車場のキハナショウブはとても丈夫で手がかかりません。病害虫の被害もなく、花付きは良い。お庭で植えっ放しにできる優等生です♪

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キハナショウブかな?
ハナショウブは花期もちょっとずれる

ルエリア・フミリスはこぼれ種で次々に発芽♪

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ルエリア・フミリス(Ruellia humilis)は、耐寒性がわからず地植えで越冬できるか心配しました。が、通販ページを見ると「ハーディネスゾーンナンバー4 名寄・陸別で越冬可能」とあります。寒さにはとっても強いのでした(笑)。

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暑さや多湿にも耐えてとても強健です。このページの画像は全て2015/05〜06のルエリア・フミリスです。3枚目の株は、始めに植えた場所からずっと離れており、こぼれ種から育ったと思われます。「対生する卵型の葉や線状披針形に深く5裂する萼には細かな白い毛が密生する」

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「淡い藤色の花冠は漏斗形で5裂し、下側の1枚の基部に濃い青紫色の網目模様あり。めしべは花柱も2裂する柱頭も白。おしべは4本で花糸も葯も白」繁殖力はありますが、爆殖というほどではありません。草丈も30cmほどで周囲の植物を圧倒するほどでもなし。花付きが良く、地植えにすれば全く手がかからない優等生です♪

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ルエリア・フミリスって丈夫ですか?

ヘメロカリスの交雑種はピンキリorz

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ヘメロカリス(Hemerocallis)は育てやすく、地植えにすれば放任で毎年良く咲いてくれます。園芸品種が豊富でコレクションの楽しみもあるかな。このページの画像はすべて2015/05〜07のヘメロカリスで、購入品・頂き物・ヤフオク落札品などいろいろ。すでに品種名などは不明ですw

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黄花は早い時期に植えた購入品が数種類あり、初夏が花の盛りで秋までポツポツ咲き続ける四季咲きの株も混じっています。分岐した花茎の先に円柱状の蕾がついて、一日花が次々に開花。多花性です♪「おしべは長短3本ずつの計6本、花糸は黄色、葯は茶色と黄色のツートンカラー。めしべはおしべより長く、花柱は黄色、柱頭は白」

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ヘメロカリス・ピンク2015-06-25.JPG

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ヘメロカリス・赤花2015-06-24.JPG

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花の色や形、しべの色や長さはさまざまです。交配しやすく品種改良は容易だそうですが、ヤフオク落札品の完成度はイマイチ…。植えつけて数年すれば環境に順応してきれいに咲くかと思ったのだけど、美人に変身してはくれません。

多肥にしていないのに、白いキスゲフクレアブラムシ(ゴンズイノフクレアブラムシ)があい変わらずたかっているorz 今年はお気に入りの濃い臙脂色の花がうまく咲かず、フォルムが好みじゃない色の薄い赤花が繁殖しまくってるし…。来年は一部処分するかも。

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ヘメロカリスは花色いろいろ

斑入りドクダミ=ゴシキドクダミ

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斑入りドクダミ(Houttuynia cordata 'Variegata')は、ゴシキドクダミ(Houttuynia cordata ' Goshiki')とかカメレオン(Houttuynia cordata 'Chameleon')といった園芸品種名でも呼ばれます。葉に斑が入る以外は普通のドクダミと共通で、全草を天日乾燥すればドクダミ茶ができます。

このページの画像は全て2015/04〜06の斑入りドクダミです。互生する先の尖ったハート型の葉はモスグリーンで、クリーム色〜黄緑色の斑が入っている。縁が薄っすらピンクと赤にならないのは、半日陰に生えているからでしょう。乾燥した日向で育つと赤が強く出るはずです。

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「白い4枚の総苞片の上に棒状の穂状花序がある。花序には多数の小花が密につき下から咲き上がる。小花(両性花)に花弁や萼はない。めしべの花柱は黄緑〜白で3分岐、柱頭は白。おしべは3本で花糸は黄緑、葯は黄色」

ケロの画像だとわかりませんが…。「ドクダミの花」を参照させて頂きますと、「小花の基部には突起状の苞葉あり、花穂の上部の小花はおしべだけの雄性花」だそうです。

地下茎で殖え広がり非常に繁殖力旺盛、除草の難しい雑草として嫌われているかも。湿り気のある半日陰を好みますが、乾燥した日向にも生えています。環境に対する適応範囲は広いの。苦いような独特の臭気が苦手じゃないので、邪魔になったら引っこ抜く程度で放任しています(笑)。

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ツルマンネングサはセダム・サルメントスム

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セダム・サルメントスム(Sedum sarmentosum)と学名のカタカナ読みされることは稀で、和名のツルマンネングサで呼ばれます。ベンケイソウ科マンネングサ属の耐寒性多年草で、朝鮮や中国東北部原産の帰化植物だそうです。乾燥に強い多肉植物なので、アスファルト舗装の歩道などでも見かけます。

赤褐色(時期によっては黄緑色)の茎はつる性で立ち上がる力が弱く草丈は10〜20cmほど。ただし、繁殖力抜群で地を這うように横に広がります。地に接する部分で発根してさらに匍匐するパターンです。グラウンドカバー向きというか、雑草扱いされることが多いみたい。

黄緑色の葉は倒被針形で多肉質、3個ずつ輪生します。ええと、このページの画像はすべて2015/05/26のツルマンネングサですが、1枚目に写っているのは別の植物の葉です(汗)。花付きは良く、花期の5〜6月には花径1,5cmほどの黄色の5弁花を多数付けます。ただ、「日本では結実しない」のだとか。

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「緑色の萼は5枚。おしべは10本、花糸は黄色〜黄緑色、葯は橙赤色で時間が経つと黒灰色に変化する(たぶん)。黄緑色のめしべは5個、時間が経つとやや開き気味になる」花弁や萼は細長くて先が尖っているので、花はシャープな印象です。簡単に引っこ抜けるので殖え過ぎても邪魔になりませんw

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ハタザオキキョウは雄性先熟

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ハタザオキキョウ=カンパニュラ・ラプンクロイデス(Campanula rapunculoides)は、地下茎でよく殖えます。暑さ・寒さに強く、地植えで植えっ放しOK。高温多湿にやや弱いといわれますが、関東ではまったく問題なし。猛暑を乗り切って毎年たくさんの花を咲かせています。

分岐せずに直立する茎は1mを超えますが、縦に伸びるタイプなので草丈の割りに場所を取りません。地下茎で横に広がるのをコントロールすれば、扱いやすい耐寒性多年草です。青紫色の釣鐘状の花を横〜下向きに10〜20個つけている様子は、涼しげでよい感じ♪

このページの画像はすべて2015/06/01のハタザオキキョウです。「披針形で緑色の萼は5枚、軽く反る。中ほどで5裂する釣鐘状の花冠は青紫色、内側に白い毛が生える。めしべは初め棍棒状、やがて柱頭が3裂して反り返る」

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「めしべの花柱は太めで短毛が密生、付け根は白、途中から茶褐色で先の方は色が濃い。めしべの付け根には白い密生する毛に囲まれた空間あり(たぶん蜜が溜まる場所)。3裂する柱頭は白に近い薄い黄緑色。おしべは5本、花糸は白、葯は薄い褐色」

ハタザオキキョウは雄性先熟で、めしべが成熟し柱頭が開く雌性期にはおしべが枯れています。過去記事に「おしべが成熟して花粉を放出している雄性期の画像を撮りたい」とか書きましたが…。めしべが棍棒状の時、すでにおしべは枯れかけていたように思います。来年は開花直後の花を解剖してみようw

関連記事「ハタザオキキョウ=カンパニュラ・ラプンクロイデスのめしべ

スカシユリ・紅姿は耐暑性もある♪

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スカシユリ・紅姿はアジアティック・ハイブリッド(Asiatic Hybrids)の園芸品種で、丈夫だから庭植えに向いています。ケロはユリの栽培が苦手で、いつの間にか消えてしまったものも多いのorz そんな中で紅姿は問題なく宿根化してくれました。

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「カップ状の合弁花を上向きに数個付ける。赤い外花被片と内花被片が3枚ずつ、付け根の方に小さな濃い赤茶色の斑が多数入る。付け根部分には筋状の凸部があり、白い短毛が密生する」花皮片の付け根は細いので間が透けている感じに見えるのが、スカシユリ(Lilium maculatum)の語源なのだとか。

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「めしべの花柱は黄色で先の方は赤、柱頭は黄色で三角形に膨らむ。おしべは6本、花糸は薄いオレンジ色で先の方が色は濃い、モコモコの葯はチョコレート色」葯からは鮮やかな赤茶色の花粉がこぼれていました。

商品ページには「紅色の早生大輪種」とありますが、新しい品種に比べると豪華な大輪とは感じられません。でも、病気に強く毎年元気に咲いてくれるから、ケロ的にはポイントが高いの。スカシユリは高温に弱いといわれるので心配したけれど、花後も互生する披針形の葉がしっかりしています。今年の猛暑も乗り切れました♪

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ブラックベリー 'ソーンフリー'は暴れますw

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ブラックベリー(Blackberry)はバラ科キイチゴ属の果樹の総称だそうです。ケロが購入したのは「棘なしブラックベリー」の苗で、詳しい品種は不明。検索すると狭義のブラックベリー=セイヨウヤブイチゴ(Rubus fruticosus)の一品種であるブラックベリー 'ソーンフリー'(Rubus fruticosus 'Thornfree')のようです。

北米原産の落葉低木、耐寒性も耐暑性もあって育てやすい。やや寒さに弱いそうですが、北関東では地植えで全く問題なし。半ツル性で樹高は低く横に広がります。太い茎がグングン伸びて、土に接するところで発根して新しい株ができるパターンみたい。

「花期は5〜6月、収穫期は6〜7月」棘がないので扱いやすく、成長が早いので苗を植えて1〜2年で収穫できます。その年に新しく伸びた枝に翌年果実がなりますから、地植えで枝が伸び放題にする方が収量は増えるのですが…。ただ、しっかり根を張った後はかなり暴れます(笑)。

枝を切っても弱ることなく脇芽を出します。日当たりと水はけのよい場所で大きく育てて、手に負えなくなったら適当に剪定するのがよいのかな。葉はハーブティーに使えます。ビタミンCや抗酸化作用があるアントシアニンを含む果実は酸味があるので、生食よりジャムに加工されることが多いそうです。

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このページの画像はすべて2015/06〜08のブラックベリーです。「緑色の萼が5枚、白い短毛あり。淡いピンクの花弁が5枚、早い時期に脱落する。中央に多数のめしべ、花柱は黄緑色で柱頭は薄い黄色。めしべの周辺に多数の長めのおしべ、花糸は白で葯は黄褐色」

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やがて花弁は脱落しおしべも茶色に枯れ、緑色の子房が膨らみます。7月になると花托の先にはたくさんの果実が集まった集合果が見られます。果実の色は熟すにつれて黄緑→赤→黒と変化。完熟した8月に生食してみました。ほとんど酸味は感じられずほんのりと甘いです。種子は硬くなくて適度な噛み心地。合格ラインの美味しさだ〜♪

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トリテレイアの柱頭は3裂しているはずだけど…

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トリテレイア(Triteleia)はユリ科トリテリア属の秋植え球根ですが、ブローディア(Brodiaea)という旧属名で流通していることが多いみたい。クイーンファビオラはその園芸品種で、細長い花茎の先に花筒の長い青紫の花をいくつか付けます。

検索すると、トリテレイア・ブリジェシー・クイーンファビオラ(Triteleia Bridgesii 'Queen Fabiola')となっていたり、トリテレイア・ラクサ・クイーンファビオラ(Triteleia laxa 'Queen Fabiola') となっていたり…。ブリジェシー系かラクサ系か、どちらの園芸品種なのかよくわかりません(汗)。

別名はヒメアカパンサス。散形花序に漏斗状の花をつけるのはアガパンサスと共通ですが、線形の根生葉も花も小型で華奢な印象です。このページの画像はすべて2015/06/01のヒメアガパンサスで、花はショボショボ。消滅の危機にあるかもorz

地植えにして植えっ放しで7年目だから、寿命は長いほうです。でも、栽培環境が合っていないのか、自然分球による繁殖はほとんどなし。花弁の中央に濃い青紫のラインが縦に走る花は美しい♪来年も楽しめるとよいのだけれど…。

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「おしべは6本、花糸は青紫で短く花冠の半ばの位置に付く、葯はくすんだ青紫で半月形。3本は内花被片の高めの位置、他の3本は外花被片の低めの位置にある。めしべはおしべより低い位置にあって、花柱は白、柱頭は青紫」

3の倍数の花」を参照させて頂きますと、「めしべの柱頭は3裂」しているはず。画像ではっきり確認できます。ですが、このページの3枚目の画像では、柱頭は3裂せずに棒状です。

ブローディア・クイーンファビオラとして購入したので、ケロの球根植物がトリテレイアであることは確かです。う〜ん、柱頭の形って時期によって変化するのかな?消えずに生き残ってくれたなら、来年の夏に確認したいです。

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ブローディア(トリテレイア)の花色

ハルシャギクの総苞外片と内片

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ハルシャギク(Coreopsis tinctoria)は、舌状花に蛇の目模様が入るのでジャノメソウの別名で呼ばれることが多いです。1年草ですが発芽力抜群で、一度種をまけばこぼれ種で雑草化します(笑)。蛇の目模様の入り方は様々、模様なしの黄色単色やチョコレート色単色の花もあるの。ただ、放任すると1枚目のようなスタンダードなタイプの花だけが残るみたい。

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過去記事から引用しますと、「頭花の周辺の舌状花は8枚のことが多く、先の方は黄色で基部が臙脂〜こげ茶色の蛇の目模様。頭花の中央は筒状花が密集。チョコレート色の花冠は筒状で4裂?していると確認しにくい。花冠から突き出す5本のおしべの葯がくっついた葯筒はこげ茶色。めしべは葯筒の中を黄色い花粉を押し出しながら伸び、2裂する柱頭が突き出す」

このページの画像はすべて2015/06/01のハルシャギクです。舌状花にはおしべもめしべも見当たらないので、装飾花(無性花)なのではないかな〜。画像の筒状花は葯筒から花粉が押し出される時期で、2裂する柱頭はまだ見えていません。

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蕾の頃や花を裏から観察すると、総苞の様子がわかります。「小さくて突起状の緑色の総苞外片が8枚。大き目で赤茶色〜こげ茶色の総苞内片が8枚」蕾はこの膜状の総苞内片に包まれています。

「属名のコレオプシスは、果実が南京虫=トコジラミに似ていることに由来する」とありますが、画像検索してもぴんときません。今年の株は処分済みなので、来年こそ忘れずに果実を撮影しようw

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ハルシャギクの果実はトコジラミに似ている?
ハルシャギクはジャノメソウ♪

ビロードモウズイカはちょうど良い発芽率♪

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バーバスカム・タプサス(Verbascum thapsus)の英名はコモンマーレイン(Common mullein)、これは「毛に覆われた葉の柔らかそうな質感」に由来します。和名はビロードモウズイカ、これは「ビロード状の見た目としべに毛があること」に由来します。

葉・萼・苞・花弁の裏・おしべの花糸・めしべの花柱に白い短毛が密生し、全体がモコモコした感じの灰緑色に見えます。花茎は単体ですがたいてい途中で分岐、草丈2mに達する大型ハーブです。2年草ですが3年目に開花する株もあるみたい。

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このページの画像は2015/04〜06のビロードモウズイカです。株の寿命は短いですが、こぼれ種からポツポツ発芽して消えることはありません。爆殖ではなく適度の発芽率かな。3枚目の画像は秋に芽を出し、ひと冬越した子株です。ハーブティーにも利用されますが、弱い毒性があるそうなので素人は扱わないのが無難かも。

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「不規則に開花する5弁花は花径3cmほど、花弁は黄色で薄っすらと花脈が見える。萼は5裂。おしべは5本で花糸は黄色、葯からはオレンジ色の花粉がこぼれ出している。下の2本は花糸の白い毛がまばらで葯は大きめ、上の3本は花糸の白い毛が密で葯は小さめ。めしべは黄緑色で柱頭は膨らむ、花柱の付け根の方には短い白い毛が生える」

邪魔にならない場所に3株残してあります。一番でかい株は、ケロが背伸びしても花茎の天辺に手が届かない(汗)。縦にスックと伸びるタイプなので、サイズの割りに場所をとらないかもしれません。倒伏もせず、完全に放任OK。手間なしで楽しめる存在感のあるハーブなのです♪

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ビロードモウズイカ=バーバスカム・タプサス=マーレイン

ヒペリカム・カリシナムのめしべ

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ヒペリカム・カリシナム(Hypericum calycinum)は、暑さにも寒さにも大気汚染にも強い常緑小低木です。茎頂に1個ずつ咲く花は花径8cmと大輪で花付きもよいの。繁殖力も旺盛、地下茎を伸ばして横に殖え広がります。樹高が低く、地植えにすれば放任OKのグラウンドカバー向き♪

オトギリソウ科オトギリソウ属には似ている花がいくつかあります。キンシバイ(Hypericum patulum)やその園芸品種のヒペリカム・ヒドコート(Hypericum patulum Thunb. cv. Hidcote)は、おしべが花弁より短いので区別は容易です。

ビヨウヤナギと ヒペリカム・カリシナムの比較観察」を参照させて頂きますと、ビヨウヤナギ(Hypericum chinense)とヒペリカム・カリシナムにもいろいろな差があります。ちなみに、このページの画像はすべて2015/06/04のヒペリカム・カリシナムです。

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樹高が決め手で、60cm以下と矮性種ならヒペリカム・カリシナムです。「対生する葉の表は濃い緑色で少し光沢あり、裏はくすんだ緑灰色。丸っこい萼が5枚。5枚の黄色の花弁は先の方で片側に切れ込みあり。放射状に広がるおしべは多数、密に生えていて5束に分かれているのがわかりにくい。長い花糸は黄色、葯は赤茶色。子房から伸びるめしべは周囲のおしべに混じって確認しにくい。5裂する花柱は黄色、柱頭は薄っすらと赤茶色」

見栄えのする花を楽しめるのですが、風通しが悪いとさび病が発生する可能性あり。発病すると、葉に茶色の斑点が出てやがて全体が茶色くなって枯れてしまうorz しかも、なかなか根治せず毎年発病を繰り返すことが多いみたい。ケロは挿し木から育てたのですが、ずっとさび病に悩んでいます。枯れることはないのですが、病葉は見た目がよろしくない…。どうしたものかな〜。

関連記事「ヒペリカム・カリシナムはさび病にご注意

タマザキクサフジ=クラウンベッチ=ツルレンゲ=コロニラ・バリアは暴れる

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タマザキクサフジ(Caronilla varia)はいろいろな呼び方がありますが、クラウンベッチ(Crown Vetch)という英名がポピュラーかも。非常に丈夫で繁殖力が強く、緑肥にも利用できます。ピンクと白の蝶形花が球形に集まった花序がかわいらしく、観賞用に向いているのですが…。

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「細長い花茎の先で短い花柄に分岐、20個ほど球形に付く蝶形花は長さ約1cm。上に立ち上がるピンクの旗弁が1枚、中央と付け根付近に蜜標となる赤い筋あり。その下の2枚合せの竜骨弁(舟弁)は白で先端はくすんだ赤紫色。この竜骨弁を挟み込む2枚の翼弁は白」

ふっくらと丸っこい大き目の翼弁をはずして竜骨弁を確認、竜骨弁をはずして中に包み込まれたしべを確認。束になった付け根のあたりは白、先端は薄い黄緑〜黄色に見えました。めしべとおしべ(たぶん10本)の区別は不可能(笑)。

「匍匐して蔓を1mほど伸ばす→土に接するところで発根→新しい株を作ってさらに蔓を伸ばす。そんなパターンで日当たりのよい一等地に進出するのは困りもの。根張りが強くて除草に手間がかかるのです」と過去記事に書きました。けれども、地下茎でも殖え広がり、離れた場所にも出現して暴れます。狭い駐車場でこじんまりと楽しむのは無理な植物なのでしたw

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クラウンベッチ=タマザキクサフジは爆殖系
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